VWが本国ベルリンで新型「Golf 7」」の概要を発表しました。これは9月末に開催されるパリモーターショーでのワールドプレミアに先立って行なわれたもの。
2003年に本国で「Golf 5」が登場、そして2008年にはビッグマイチェン版となる現行モデル「Golf 6」が登場しており、今回のモデルはそのネーミングが示すとおり、7代目となります。
画像のとおり、そのエクステリア・デザインはどこから見てもGolfと判るもので、基本的にキープコンセプトながらも正常進化を感じさせます。
まず車両のスリーサイズですが、全長4255㎜、全幅1799㎜、全高1452㎜と長く、やや広く、そして大幅に低くなっているのが特徴で、室内長や後席膝元スペースに影響するホイールベースも2637㎜に拡張され、居住スペースが改善されているようです。
今回よりプラットフォームがAudi A3から採用された「MQB」に一新されており、それにより車両重量は「Golf 6」のベースモデル比で約100kgもの軽量化が図られており、燃費も約20%以上改善されていると言います。
車高をグッと低く抑えたことで、CD値が0.27とかなり良好となっているようで高速走行時の燃費にも寄与するものと思われます。
今回VWが公開した情報によれば新型発売時に搭載されるガソリンエンジンは1.2TSI(85ps)と1.4TSI(140ps)の2種類で、1.4TSIについては先日「Polo BlueGT」への搭載でも話題となったパワフルかつ燃費に有利なActiveシリンダー(気筒休止)エンジンが採用されており、欧州モード燃費は実に20.8km/Lとか。これは期待できそうです。もちろん、アイドリングストップやエネルギー回生機構を標準装備。
インテリアも一新され、ピアノブラック調やアルミ調のセンタークラスタが上級クラスであることを演出。各種ドライビング・アシスト機能も充実しており、ダイナミックレーンアシストや疲労検知システムなど、一クラス上の装備を満載。
「コンフォートライン」と「ハイライン」1.4TSIブルーモーションの欧州価格はそれぞれ24,350ユーロ(約239万円)と26,075ユーロ(約255万円)。
日本への導入はおそらく2013年4月以降となり、現行モデルの1.4TSIが約300万円前後であることを考えると、同程度になるものと予測されますが、VGJさんには更に頑張ってもらって、可能な限り現地価格に近づけて欲しいところです。
■VW Golf 7 本国公式HP
http://www.volkswagen.de/de/models/golf_7.html
【写真ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】https://clicccar.com/?p=197260