東京ではガソリン/ガスボンベ/乾電池が不足し、計画停電・・・エネルギーをどうする?【東北関東大震災】

ガソリンスタンドではガソリンが不足していますが、スーパーの棚からは乾電池、やカセットコンロのガスボンベが姿を消しています。

ちなみに、パン、インスタントラーメンなどもかなり買い込まれているようです。

なぜか、トイレットペーパーや紙おむつなども不足しているようで、70年代のオイルショックを思い出します。

そして、計画停電。信号機も消えてしまうため、交通への影響も無視できません。また、踏切は単に停電した場合はフェールセーフのため遮断機は降りた状態になるそうで、その対策も必要なようです。

いかに、我々はエネルギーに頼って生活しているかというのが身に染みます。

ところで、JOYWORXさんのブログによると、今のところLPGはパニックになっていないとのことです。

http://ameblo.jp/joyworx/day2-20110315.html#main

もちろん、だからどんどん使っていいという話ではありませんが、タクシーでも多く使われる一般的なエネルギーです。常温で気体である分、排ガスもクリーンだともいわれております。エネルギー利用分散を考えると、もう少し一般の使用者が増えてもいいという気がします。

ずいぶん前に、VOLVOのBi-Fuel車両、ガソリン/CNG切り替え車に一度乗りました(現在、VOLVOはバイオエタノールを推しているようです)。CNGに切り替えると圧縮比がガソリン用になっているので、切り替えて比べればほんの少しだけパワー不足を感じなくもないですが、フツウはまったく気付かないレベルです。

CNGは家庭の一般的な都市ガスです。カナダなどでは都市ガスからCNG車への家庭用充填機が一般に売られているらしいです(CNGが安いんでしょうけど)。

今回の東日本大震災への対応策ではないんですが、これからの社会を構築していく上で必要なことかもしれないと、今回の地震、震災で改めて考えさせられました。

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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