【おいくら?シリーズ】第2弾!救急車のお値段はおいくら?

先日パトカーの価格についての記事を書きましたが、転載先のコメントに
救急車はいくらなんだろう?
というコメントがあったので、こちらも調べてみました。

パトカーの価格の場合、警察庁の購入する国費購入分と各警察本部の購入する県費購入分の2通りがあり、どちらも税金での購入になるため入札という形式での購入となりますが、先日の記事では国費購入分を取り上げさせていただきました。

救急車の場合、購入するのは地方自治体のほか、病院や民間の救急サービス会社での購入事例もあるので、パトカーと違い価格が設定されています。
もちろん、地方自治体購入分はパトカー同様入札と言う方法が取られています。

今回は、救急車の代表格であるトヨタ救急車と高規格タイプのハイメディックを調べてみました。ちなみに調べた価格は民間企業が購入する場合の価格で、地方自治体の入札価格と異なります。

トヨタの場合、救急車は大きく分けて2タイプあり、標準タイプの救急車と高規格タイプのハイメディックがあります。
現行型では詳しい人でも外観の違いを見分けるのは難しいと言われています。


標準的なトヨタ救急車は9名乗車で、2WDが498万4千円。4WDが527万8千円。


地方自治体で導入されている、高規格タイプのハイメディックは8名乗車で2WDが1067万5千円、4WDは1096万9千円。

現行モデルの場合、ハイメディックとトヨタ救急車の外観はほぼ同じ、車体の違いも殆どないので、救命救急装置等の違いが価格差になっていると思われます。


参考までに、厳密なベース車ではありませんが、近いクルマとして、ハイエースワゴングランドキャビンが2WDで320万6千円、4WDで350万円。
グランドキャビンとトヨタ救急車の価格差はなんとなく予想していた価格ですが、ハイメディックの価格がトヨタ救急車の倍以上の価格とは知りませんでした。

純粋に患者輸送をメインとするトヨタ救急車と、救命士が乗車し救命救急活動をするハイメディックは、救命救急装備の違いが価格の違いだという事を実感しました。

これからも数多くの人命を救うため、日夜活躍してほしいクルマです。

※価格は消費税込の価格です。

(井元 貴幸)

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