■予算が許せば約40万円のレカロ製スポーツシートを装着したい!!
2021年秋の発売が明らかにされた、日産自動車・新型「ノート・オーラ・NISMO(ニスモ)」は、レカロ製のスポーツシート選択時をのぞき、型式指定登録になります。同モデルにオプション設定されたレカロ・スポーツシートに座ってみると、乗降性をほとんど犠牲にせず、腰まわりのフィット感に富み、しかも窮屈過ぎずに適度な快適性も担保されています。
テストコースで短時間乗ったり、ノーマルのシートと座り比べたりしただけですが、ロングドライブの機会が多かったり、レカロシートの経験者であれば選択したいところです。
そのインテリアは、レカロ製スポーツシートのほかにも数々の専用装備が用意されています。開発テーマは「スポーツマインドを高揚させるコクピット」「精緻な作り込み」「進化したNISMOアイコンの具現化」。
ダークトーン&レッドアクセントを基調としたカラーコーディネイトは、ベースの「オーラ」が備える上質感に、スポーティ感を付加。といってもやんちゃ過ぎる感じはなく、落ち着いたムードも漂っています。
インテリアの変更点も多岐にわたっています。変更されたのは、ステアリングホイール、インストパッド(ツインステッチ)、ドアトリムの一部、ドアアームレスト(ツインステッチ)、コンソールリッド&サイドパッド(ツインステッチ)、レッドカーボンパターンのインストフィニッシャーとコンソールフィニッシャー、シートメインファブリック、シートステッチ(ツインステッチ)、ヘッドライニング&ピラー、インストフィニッシャー(ダークサテン)、レッドのシートベルトとスタータースイッチとドライブモードスイッチ。
また、専用ファブリックと合皮のコンビネーションが目を惹くシートには、「NISMO」ロゴの刺繍や、レッド/グレーのコンビネーションステッチにより、スポーティなキャビンを演出。先述したオプション設定のレカロ製スポーツシートは、シート形状にこだわることで、クルマとの一体感を高めてくれる逸品。さらに専用レッドシートベルトも用意され、レーシーな気分に浸れるアイテムに包まれています。
ほかにも、、NISMO専用本革・アルカンターラ巻ステアリングは、グリップ力の確保はもちろん、レッドセンターマークとレッドステッチにより、上質さとスポーティさを兼ね備えたデザインが施されています。
「NISMO」のロゴと、赤いパワーメーターの専用カラーになる12.3インチの「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」は、スポーティで高い視認性も確保されています。
なお、レカロ製スポーツシートの価格は、39万6000円。「ノート・オーラ・ニスモ」は、2WDの設定のみで、価格は286万9900円です。
(文:塚田 勝弘/写真:井上 誠)