「レイヤードダブルウイング」を採用した新型「ノート・オーラ・ニスモ」の精悍なエクステリア

■「NISMO」エンブレムを刷新し、「フォーミュラE」からインスパイアされたリヤフォグランプを採用

2021年秋に発売される日産自動車・新型「ノート・オーラNISMO(ニスモ)」は、ニスモの持ち味のひとつであるスポーティなエクステリア、インテリアが用意されています。

「エアロダイナミクス性能の向上」「先進テクノロジー感ある強い存在感」「進化したNISMOアイコンの具現化」を掲げたエクステリアは、「NISMO」の特徴であるレッドアクセントの「レイヤード・ダブルウイング」が備わり、低く構えたロー&ワイドなスタンスが目を惹きます。

ノートオーラニスモ
新型「ノート・オーラ・ニスモ」のエクステリア

「レイヤード・ダブルウイング」は、全エアロファンクションがグロスブラック化され、精悍な前後ビューを強調。

ベースの「オーラ」からの変更点は、フロントグリル、前後バンパー、サイドシル、リヤスポイラー、前後フォグランプ、前後「NISMO」ロゴエンブレム、タイヤ(205/50R17)&アルミホイール、フットステッカー(オプション)と多岐にわたっていて、前後とサイドの下まわりが変わっています。

ノートオーラニスモ
新型「ノート・オーラ・ニスモ」のフロントマスク

フロントグリルは、デジタルガジェットにインスパイアされたという、先進感のあるディテールが目を惹きます。また、エアロダイナミクスの面では、0.31のCd値(空気抗力係数)をキープしながら、CL値(揚力係数)は-0.03(0.14低減)を実現。「ゼロリフト」ボディにより、操縦安定性の向上とシュアなハンドリングを実現したそう。

ノートオーラニスモ
「ノート・オーラ・ニスモ」のサイドビュー

テストコースでは、ワインディングを模したコーナーやパイロンスラロームが用意されていましたが、意のままのハンドリングにより運転しやすく、スポーティなフットワークは、ベースの「オーラ」からさらに一段とアップデートされているのを確認できました。

エクステリアのディテールをチェックすると、リニューアルされた「NISMO」エンブレムが印象的。マットクロームとマットレッド塗装の表面処理によって、新世代の「NISMO」がさり気なく主張されています。

ノートオーラニスモ
「ノート・オーラ・ニスモ」の後ろ姿

新デザインのLEDフォグランプも目を引きます。フロントは5灯の薄型デザインで、リヤは「フォーミュラE」からインスパイアされたという7灯のユニークなドット状のデザインで、オンにするとレーシーなムードを放ちます。なお、フォグランプは、日本で必要になる天候はそれほど多くない印象で、深い霧が立ち込めるような危険な状況下をのぞき、通常時で点灯し続けることは、周囲を幻惑させるので、オフにしたいところ。

ノートオーラニスモ
フォーミュラEテイストのリヤフォグランプ
ノートオーラニスモ
「ノート・オーラ・ニスモ」の専用アルミホイール、205/50R17タイヤ

さらに、足元には高い空力性能を確保し、ワイドリム化された17インチのアルミホイール、205/50R17タイヤが備わります。また、レーシーなムードのマットブラックとキャビンとの一体感を高めるグロスブラックの2トーンが印象的なフードデカールもメーカーオプションで設定。

ボディカラーは、4色の2トーンを含む全5色が設定されています。

「ノート・オーラ・ニスモ」は、2WDの設定のみで、価格は286万9900円です。

(文:塚田 勝弘/写真:井上 誠)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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