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■「GR 86」発売に先駆け、TRDが各種カスタマイズパーツを公開!
7月15日から19日にかけて米国でスタートしたシカゴオートショー2021で、トヨタ自動車がGR 86(米国仕様)を公開しました。
「GR 86」は、GRスープラ、GRヤリスに続く第3のGRモデルで、車両サイズは全長4,265×全幅1,775×全高1,310mm。ホイールベースは2,575mm。
車両重量は1,270kgで、235ps/25.5kgmを発生する新開発2.4リットル水平対向4気筒「D-4S」エンジンを搭載しており、0-100km/h加速を6.3秒でこなします。
ルーフやフェンダーパネルにアルミ材を使用することで低重心化&軽量化が図られており、ボディのねじり剛性向上(現行比約+50%)などにより操縦安定性が向上。よりシャープなハンドリングを実現しており、トランスミッションは6MTと6ATが設定されています。
そうしたなか、TRD(Toyota Racing Development)がGR 86用「GRパーツコンセプト」および「GRパーツ」のティザーサイトを公開して注目を集めています。
●「GRパーツコンセプト」の内容は?
「GRパーツコンセプト」ではそんな新型GR 86をモータースポーツなどのシーンで、より速く走らせるためのパッケージを追求。
車両の両側を後付けタイプのオーバーフェンダーでそれぞれ43mm拡幅することにより、幅広タイヤに対応しています。
19インチ鍛造アルミ製アロイホイールにはトラス構造をイメージしたY字スポークデザインを採用しており、ディープコーン形状とすることで、捩じり剛性を確保しつつ極限まで細いスポーク断面を追求。
車両前端にはダウンフォース確保のため、大型フロントウイングとカナードを設定。オーバーフェンダー上部のエアアウトレットについても、ホイールハウス内の空気を排出することでダウンフォース発生に寄与しており、リヤウイングに向かう車両上面の風の流れを乱さない配慮がなされています。
サイドスカートはボディ側面と床下の空気の流れを分割し、グラゥンドエフェクトを増大。
リヤバンパー後端の両サイドを摘んだ形状とすることで、側面気流の剥離ポイントを明確化。ドラッグの低減とハンドリング振れを防止しているそうです。
スポーツマフラーは排気効率アップとサウンドに拘った4本出しタイプで、大型の縦フィンを持たせたリヤディフューザーがリヤウイングと協調して強力なダウンフォースを発生させます。
また航空機の主翼のように翼端幅を絞ったリヤスポイラーにウイングレットを設定して翼端渦流を抑制。効率の良いダウンフォース獲得を狙ったデザインとなっています。
●「GRパーツ」の構成内容
一方、市販用のGRパーツでは「Stylish Street Sports」をテーマに、空力から操安性まで車両全体を高次元で調律。ワインディングから街乗りまで心地よく駆け抜けられるハンドリングを追求しています。
パーツとしては、フロントスポイラー、サイドスカート、リヤバンパースポイラー、スポーツマフラー、フェンダーダクトフィン、スポーツサイドバイザー、カナード、トランクスポイラー、19インチ鍛造アルミ製アロイホイール&タイヤセット、フューエルリッドガーニッシュ、モノブロックブレーキキット、全長調整式サスペンションキットなどで構成。
GR 86は正式発売を今秋に予定しており、車両価格についても、まもなく明らかになる見通し。
数々のカスタマイズパーツがその出番を待っており、「GRパーツコンセプト」についても、いずれリファインを受けて市販される可能性が高く、カスタマイズ派にとっては愉しみが尽き無さそうです。
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【関連リンク】
GR PARTS Concept
https://www.trdparts.jp/product/gr86/concept/
GR PARTS
https://www.trdparts.jp/product/gr86/grparts/
シカゴ オートショー2021
https://www.chicagoautoshow.com/default.html