■原付でもヘルメット着用が義務化
1986(昭和61)年7月5日に「道路交通法」が改正され、原付(原動機付自転車)のヘルメット着用が義務化されました。昔はノーヘルでも問題のない時期がありましたが、1960年代にバイクが普及して事故が多発したことから、ヘルメットの着用の義務化が始まりました。1975年に50cc以上のバイク、そして1986年に原付のヘルメット着用義務化が始まりました。
また1996(平成8)年のこの日、英国のロスリン研究所において世界初の体細胞から作られたクローン羊の「ドリー」が誕生しました。生殖細胞からでなく体細胞からクローンが作られたことが、社会的に大きな関心を呼びました。日本では、2年後の1998年に近畿大学と石川県畜産総合センターの共同研究で2頭のクローン牛が誕生しました。科学技術が進んでも倫理的な問題は解決できませんから「何でもあり」というわけにはいかないですよね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●スズキから4代目ジムニーデビュー!
2018年(平成30)年7月5日、スズキは4代目となる「ジムニー」を発売しました。ジムニーは、軽自動車の本格クロカン4WDという新しいジャンルを開拓し、初代ジムニー以降現在も変わらぬ高い人気を誇っています。
初代ジムニーは、1970(平成45)年にデビューしました。軽自動車ながらラダーフレームや頑丈な前後リジッドアクスル、高低2速を備えたトランスファー、大径タイヤという本格的な4輪駆動システムを採用。その画期的な構成は、その後のジムニーにも引き継がれ、1981年に2代目、1998年に3代目へと進化しました。
そして2018年、20年振りに待望のモデルチェンジを果たしたのが、4代目です。ラダーフレームに上にボディを載せるという基本構造、およびタフなオフロード走行とオンロード走行どちらにも対応できる4WD/2WDの切替機構も踏襲。4代目の特徴は、3代目で丸みを帯びたフォルムを、初代や2代目のようにジープ風の四角張ったフォルムに原点回帰させたこと。また、最新の安全技術「デュアルセンサーブレーキ」を採用(一部はオプション設定)していることです。
4代目ジムニーは発売当初の納期待ちが1年、現在でも半年待ちという変わらぬ人気を誇っています。ジムニーの凄さは、初代から4代目まで本格クロカン4WDというブレない設計思想を貫き、すべてロングセラーを成し遂げていることです。唯一無二のジムニーの存在、この牙城を崩すライバルは50年の間現れませんでした。これからも現れそうもないですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)