■青森県での核燃料施設建設の反対運動から生まれた「反核燃の日」
4月9日は、「大仏の日」です。752(天平勝宝4)年4月9日、奈良東大寺の大仏開眼供養が行われたことを記念して制定されました。東大寺の大仏は、聖武天皇の発令で建立され、現在国宝に指定されています。今から1300年ほど前に銅の鋳造技術があったとは驚きですね。
また、「反核燃(核燃料)の日」でもあるそうです。1985(昭和60)年の今日、青森県知事が核燃料サイクル施設の受け入れを表明。これに対し、青森県労働組合が施設建設の反対をアピールして制定されたとのこと。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2003(平成15)年4月9日、マツダが新世代ロータリーエンジン搭載のロータリースポーツ「RX-8」を発表しました。
マツダは、世界で唯一ロータリーエンジンの量産化に成功したメーカーです。1967(昭和42)年に登場した世界初のロータリー量産車「コスモスポーツ」以降、「ルーチェロータリークーペ」、「ファミリアロータリークーペ」、「サバンナ」、「コスモAP」、「サバンナRX-7」、「アンフィニRX-7」と次々に個性的なロータリーモデルを市場に投入してきました。
そして2003年に登場したのが、ロータリースポーツRX-8です。RX-8は、2ドアクーペだったRX-7から、ユニークな観音開きの4ドアに変身、ダイナミックな曲線基調の躍動感あるフォルムを採用。核となるロータリーエンジンは、RX-7に搭載された2ローター「13B」型をコンパクトにした「RENESIS」へと進化させ、ロータリーらしい優れたレスポンスとスムーズな走りを実現しました。予約受注は3ヶ月で5,000台を超え好調に滑り出し、その後数は出ないものの唯一のロータリーとして存在感を示し、2013年に生産終了となりました。
RX-8は、マツダ最後のロータリー搭載モデルとなりました。その後、ロータリー復活かといった情報が幾度となく流れていますが、今のところ復活の姿を見ることはできていません。今後さらに燃費規制が強化されることを考えると、燃費で後れを取るロータリーの復活はさらに厳しくなるのではないでしょうか。日産の「e-Power」のようなシリーズハイブリッドでバッテリー充電用のエンジンとして活用すればという意見もありますが、結局ガソリンを使う限り燃費は大事ですからね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)