GoProをタイヤの中に入れて撮影したら意外な映像が映っていた!【動画】

■アクションカムでタイヤ内部を観察。そこには驚きの世界が!

テクノロジーの進化は10年前には信じられなかったことを実現してくれますね。これは、有名なアクションカム・GoProをタイヤの中に設置して、走行中のタイヤの中の様子をスマホで見てしまおうという試みです。

ゴープロ接地
右フロントタイヤの中にゴープロを設置します。

まず、こんな撮影ができることもすごいですが、こんなことを考えついてしまうのもすごいですよね。YouTubeというメディアが広まって、いろいろなひとがアイディアを出して面白い動画を撮ろうと思った結果だと思います。

さっそくですが、タイヤをいちどホイールから外し、ホイールにGoProのHero7を貼り付けます。タイヤの内側ですから中は真っ暗なはず。そこで、あわせてライトと外付けバッテリーも装着しているようです。これで、12時間は撮影が可能という目論見です。せっかくここまでやるんだからいろいろ試したいのでしょう。

ビード上げ
タイヤをホイールに組みます。ビードが上がる瞬間も中から撮影されています。

スタートボタンを押して、撮影を開始してからタイヤを組むので、タイヤがホイールに組み込まれるところも内側から撮影されます。タイヤを組み込むところは外からでも見たことある人は一般にはそれほど多くはないかも知れません。ましてや、ビードが上がる瞬間の中からの映像を見るなんて、ほとんどの人にとって初めての経験でしょう。

さぁ、このGoProを仕込んだタイヤをメルセデス・ベンツEクラスに取り付け、いよいよこれで実際に走ってみます。

多少、道の悪いところを走ったり、バックしてみたり、ハードめにコーナリングしてみたりもします。

走行してみる
走行中。タイヤの中ではどのよう動画が撮影できているでしょうか?

ちょっと面白いのは、GoProはホイールにくっついてしまっているので、映像の中ではなにも回転しません。だってタイヤ・ホイールと一緒にカメラが回っちゃってるんだからね。それで走行してみるとどうなるでしょうか?

そう。接地するときだけその面がつぶれるのです。当たり前といえば当たり前ですが、こんなふうに動画で見たことはないひとがほとんどでしょうから、新鮮じゃないでしょうか? かなりの変形です。意外とタイヤってたわむんですね。

それでは、その様子は下の動画でどうぞ。

タイヤもただたわむのではく、画面の左奥から中央にかけてたわんでいくのが見えますよね。動画主も言っていますが、これがアライメントの影響でしょうね。バックしたときはまた異なったたわみかたをするのもわかります。

それにしても、タイヤってけっこうたわむんですねー。こういうのを見ると、空気圧不足はだいぶ危険な感じがしますね。

なかなか興味深い動画だったと思います。こんなことを素人のYouTuberが世界に発信できてしまうんですから、われわれ既存のメディアはヤバいですね。といいつつ、われわれもこういう動画を紹介してメディアを成り立たせてるからいいのか?

しかも、われわれがこうやって動画を紹介すると、このYouTuberにもメリットがある。……もう世界がどうなっているのかわからなくなりました。結局はタイヤのようにグルグル回っている、ということでしょうか?

(まめ蔵)


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この記事の著者

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まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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