日本でも発売が開始されたヒョンデ「コナ」にスポーティモデルの「N-Line」を初導入へ

■日本市場への導入は未定だが大いに期待

ヒョンデは2023年11月1日より、コンパクトクロスオーバーSUV「コナ」の販売を日本市場で開始しましたが、フルエレクトリックバージョンに初の「N-Line」が導入されます。

ヒョンデ コナ エレクトリック N-Line 市販型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ コナ エレクトリック N-Line 市販型プロトタイプ スパイショット

初代コナ(OS型)は2017年に発売。2023年には2代目がデビュー、日本でも11月1日よりBEVモデルが発売されたばかりのホットモデルです。

現在日本市場では、48.6kWhバッテリーを搭載する「カジュアル」、64.8kWhバッテリーの「ボヤージュ」「ラウンジ」「ラウンジ ツートン」、計4種類が提供されています。

海外市場では、第2世代にガソリン、ハイブリッド、および完全電気パワートレインのオプションが用意されていますが、スポーティな外観の「N-Line」はICE搭載モデルのみに提供されており、日本で見ることはできません。

しかし、EVバージョンが間もなくラインナップに加わる可能性があるといわれており、N-Lineバッジと、静音電気駆動装置を組み合わせた、プロトタイプの撮影に成功しました。

ヒョンデは、ICE搭載ラインナップのほぼ全体に「N-Line」バージョンを提供しています(ピュアNとは異なる)。今後BEVモデルにも「N」エンブレムを着用するモデルが拡大すると見られますが、コナエレクトリックは、その最初のモデルの 1 つとなる可能性があります。

ヒョンデ コナ エレクトリック N-Line 市販型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ コナ エレクトリック N-Line 市販型プロトタイプ スパイショット

捉えたプロトタイプでは、フロントバンパーとリアバンパーは標準のコナエレクトリックのものによく似ています。特徴的な大型リアウイングとデュアルテールパイプはまだ装着されていませんが、新しいアロイホイール、より目立ったサイドスカート、リアディフューザー、フロントフェンダーの隠しバッジのおかげで、ベースのエレクトリックより、スポーティなバージョンを検討していることは明らかです。

市販型では、ほとんどのN-Lineモデルと同様に、コナエレクトリックでもサスペンションとステアリングが改善、よりシャープな運転体験が得られる可能性があるでしょう。

パフォーマンスのアップグレードを明確に確認することはできませんが、おそらく、より強力な64.8kWhと組み合わせて最高出力220ps程度を発揮すると予想されます。最終的には、スピードとパワーの向上を実現しながら、ICE搭載モデルと比較してよりアグレッシブな外観となります。

コナエレクトリックN-Lineの発売は2024年と予想されます。新型ではピュア「N」が廃止となったため、スポーツモデルの主役となります。日本市場への導入は未定ですが、大いに期待していいかもしれません。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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