■「エレガントなフルサイズハッチバックバージョン」と評されるモデル
フォルクスワーゲンは、ブランド初となるフルエレクトリック・フルサイズワゴン、「ID.7ツアラー」市販型プロトタイプの新しい画像を公式リークしました。
ID.7ツアラーは、ID.7セダンのより実用的なバージョンで、同ブランドでは、現在数の少ないEVワゴン市場にID.7ツアラーで対処しようとしているようです。
市販型では、ID.7セダン(厳密にはハッチバック)や、フォルクスワーゲンの他のすべてのフルエレクトリックモデルと「MEB」プラットフォームを共有します。
なめらかなフォルムを特徴とするID.7ツアラーの抗力係数は0.24で、大型にも関わらず、Cd値は0.23のセダンにほぼ匹敵します。
ワゴンなので実用性も重視。ID.7ツアラーの荷室容量は545Lで、後部座席を倒すと、最大1,714Lの容積を提供、長さ約2m(78.7インチ)の荷物を詰め込むことができるといいます。
ID.7ツアラーは「エレガントなフルサイズハッチバックバージョン」と評されており、元CEOスコット・キーオ氏は、オールトラックモデルと同じように、より頑丈なスタイルを持つだろうと示唆しました。 同氏は、豊富なボディ外装、高扁平タイヤを備えた大型ホイールを装備すると語っていました。
ID.7ツアラーのパワートレインに関する情報はありませんが、ID.7セダンと共有すると思われます。つまり、電気モーターを後部に積み、最高出力282psを発揮、77kWhと89kWhのバッテリーを搭載、WLTPで測定した航続距離は最大430マイル(692km)と予想されます。
ID.7ツアラーは2024年にワールドプレミアを予定、ID.7セダンと同様に、ツアラーもドイツにあるフォルクスワーゲンのエムデン工場で生産されます。