受注停止だったハイラックスをベースとしたキャブコンの「BR75-G」【これだけは見逃すなジャパンモビリティショー2023】

■「グッドデザイン賞」を獲得した「男の秘密基地」

以前お伝えしたように、2023年9月に一部改良を受けたトヨタ・ハイラックス。一部改良前まで受注停止状態でしたが、同年10月24日時点で納期は3〜4か月程度となっています。

ダイレクトカーズのキャブコン「BR75-G」
ダイレクトカーズのキャブコン「BR75-G」

ジャパンモビリティショー2023のキャンピングカーエリア(東8)で、ダイレクトカーズが出展している「BR75-G」は、「2023 グッドデザイン賞」を受賞した完成度の高いフォルムが最大の見どころです。プレスデーでは、ヨーロッパのプレス陣からも注目を集めていました。

大きく開くリヤハッチを用意
大きく開くリヤハッチを用意

キャブコンである「BR75」「BR75-C」は「ジャパンキャンピングカーショー2023」で初めてお披露目され、大反響を呼んだものの、メーカーによる受注停止で販売できていなかったそうです。

「男の秘密基地」をコンセプトにしていることもあり、室内はブラックとブラウンを基調としたシックな仕立て。大きく開くリヤゲートを備え、荷物の積載も容易にできます。

室内高に余裕があるため、ゆったりくつろげる
室内高に余裕があるため、ゆったりくつろげる
ポップアップルーフを標準装備する
ポップアップルーフを標準装備する

また、ポップアップルーフとバンクベッド、家庭用エアコン、リチウムイオンバッテリー200A、マルチルームを備えるなど、キャンピングカーに求められる装備も完備されています。

ハイラックスの受注再開に伴い、1000万円を超える価格とはいえ、これくらいの価格帯のキャンピングカーでも購入したい層はかなりいるでしょう。なお、架装は半年程度~となっているとのこと。

気になる方は、同ショーで見逃さずにチェックしたいところです。

シンク、シャワーを完備
シンク、シャワーを完備

●「BR75-G」価格:1245万円
●ベース車:ハイラックス Z GR SPORT
●サイズ:全長5770×全幅1900×全高2560mm
●ナンバー:8ナンバー
●エンジン:2.5Lディーゼル
●乗車定員/就寝人数:5名/3人
●標準装備:エアコン、ポップアップルーフ、ポータブル冷蔵庫、シンク、FFヒーター、ソーラーパネル200W、サイドオーニング、サブバッテリーシステム
●オプション:ヒッチメンバー取付(BR75-Z)、リヤテレビ、TVアーム、アルミホイール&タイヤセット、オールペンなど

(文・写真:塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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