■スポーツとコンフォートモードを切り替えられるスポーツタイヤコンセプトを初公開
横浜ゴムは、「ジャパンモビリティショー2023」の出展概要を明らかにしました。
「ヨコハマが創る未来のタイヤ」をテーマに掲げ、開発中の先進技術、EV対応技術やサステナブル技術などが披露されます。先進技術では「CASE」「MaaS(Mobility as a Service)」など、刻々と変わるモビリティの変化を見据えた技術が見どころになります。
具体的には、センシング機能が搭載されたセンサータイヤテクノロジーをはじめ、広いキャビンや低床化に対応する高負荷小径タイヤ、パンクしにくいタイヤを目指すセルフシールタイヤなどが展示されます。
中でも注目を集めそうなのが、参考出品のエアロダイナミクスフィンタイヤ「ADVAN A50」です。同コンセプトタイヤは、空力をコントロールし、車両の性能向上に貢献。さらに、スポーツモードとコンフォートモードを切り替えられる、未来のスポーツタイヤコンセプトも初めて公開されます。
EVに対応する技術では、今秋からヨーロッパを皮切りに発売されるEV専用で、「ウルトラハイパフォーマンスサマータイヤ」を標榜する「ADVAN Sport EV(アドバン・スポーツ・イーブイ)」を初展示。EVや大型SUVなど、車両の高重量化に対応する「HLC(ハイロードキャパシティ)」についても知ることができます。
また、サステナブル技術では、2023年から「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に供給されているサステナブル素材約33%活用タイヤなどを中心に展示。材料やタイヤなどの設計にAIを活用する同社独自のAI利活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」も紹介されます。
なお、「HAICoLab」は、「Humans and AI collaborate for digital innovation」をもとにした造語です。
●ヨコハマタイヤ・ブース:東展示棟 東2ホール
(塚田 勝弘)
【関連リンク】
ヨコハマタイヤ・ジャパンモビリティショー2023
https://www.y-yokohama.com/product/tire/mobilityshow2023/