フォルクスワーゲン「ID.GTIコンセプト」登場。EVにも「GTI」の名称を使う意味は?

■バンパー下部にハニカムメッシュのエアインテークやアグレッシブなディフューザー装備

フォルクスワーゲン(VW)は、「IAAモビリティ2023」[2023年9月5日(火)~10日(日)ドイツ・ミュンヘンにて開催]にて、次世代パフォーマンスEV「ID.GTIコンセプト」をワールドプレミアしました。

VW ID.GTIコンセプト
VW ID.GTIコンセプト

「GTI」はPEHV「GTE」と並び、同ブランドのパフォーマンスモデルに設定されていましたが、ついにEVにも採用されることになりました。

ただし、これまでEVパフォーマンスモデルに「GTX」の名称も採用されていることから、今後はVWラインナップに2つの異なる電動ホットハッチが誕生する可能性もありそうです。また「GTX」は全輪駆動モデル、GTIは前輪駆動と区別されることも予想されます。

VW ID.GTIコンセプト
VW ID.GTIコンセプト

ID.GTIは、「ID.2」と「MEB Entry」プラットフォームを共有しており、ボディサイズは全長4104mm、全幅1840mm、全高1499mm、ホイールベース2600mmと、燃焼モデル「ゴルフGTI」よりコンパクトサイズとなります。

これはEVモデルとして、スペックと航続距離の両立を狙い、コンパクト化を目指したということでしょう。

ID.2オールをベースとして、バンパー下部にハニカムメッシュのエアインテークや、アグレッシブなディフューザーを装備しています。当然ID.2オールより高パワーを発揮、ICE搭載GTIにインスピレーションを得たダミーのエンジン音がキャビン内で流れますが、ドライバーはこれをオフにすることができます。

今後、世界のブランドは、EV時代におけるパフォーマンスモデル開発が加速しそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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