運転免許証の顔写真は「映える」ものに変更できる!? 手続きに必要なものを調べてみた

■免許証の顔写真は「映えてないから」という理由で変更してもらえるの？

実は、筆者は運転免許証を他人に見せるのが非常にストレスです。理由は、免許更新日の前日に朝までお酒を飲んでしまい、むくみまくったひどい顔で写真を撮影してしまったからです。

今どきの流行り言葉で言えば「映えない」、つまりはカッコよく撮れていない顔写真なのです。

特に、銀行口座の開設時や行政機関で手続きをする際は、入念に本人と免許証の顔写真が一致しているかどうかを確認されるので、恥ずかしくてたまりません（どうせ相手はなんとも思っていないのでしょうが…）。

免許更新の時期を迎えれば、新しい顔写真へ変更することができますが、3～5年も気にくわない顔写真と付き合っていくのは耐えられません。筆者は、今すぐにでも顔写真を変更したいので、可能かどうか調べてみました。

さっそく調べてみたところ、2019年に道路交通法の一部が改正され、免許証再交付の要件が緩和されたことで、紛失や破損など、やむを得ない理由がなくても、顔写真変更の申請をすることができるようになりました。

また、証明写真機や専門店で撮った写真を免許証の顔写真として採用することも可能です。しかし、持ち込み写真での申請が不可能な地域もあるので、事前に確認が必要です。

ちなみに東京都では、鮫洲、府中、江東の試験場で、持ち込みの顔写真に変更することができます。鮫洲運転免許試験場に問い合わせたところ、だいたい事務手続きには1時間ほどかかるとのことで、試験場での撮影、持ち込みの顔写真使用、ともに即日交付が可能だそうです。

免許証の再交付手続きをする場合は、免許センターもしくは試験場、警察署にて、運転免許証再交付申請書を記入して、手数料の2,250円を支払う必要があります。

■再交付手続きに必要な持ち物
・免許証以外の本人確認書類（健康保険証、マイナンバーカードなど）
・免許証
・申請用の顔写真
・免許証用の顔写真
・手数料2,250円
・印鑑

手数料の中には、現場で写真を撮影する料金も含まれているので、持ち込み写真を使用する場合は、別途、証明写真機や専門店で撮影する料金も加わってきます。

某専門店では、約2,000円ほどで免許証の顔写真撮影を行っているので、再交付手数料と合わせると、だいたい4,250円ほどの出費となりそうです。もちろん、免許センター等で撮影を行えば2,250円ポッキリで変更できますが、どうせ変更するのならば、専門店で自分が納得できる写真を撮ったほうが良さそうです。

免許証の顔写真は、道路交通法の規格によって基準が定められているので、免許センター以外で撮影する場合は、あらかじめ把握しておく必要があります。

・縦3cm×横2.4cm（国外運転免許証申請時に添付する写真サイズは、縦4.5cm×横3.5cm）
・無帽（宗教上又は医療上の理由がある場合を除く）、正面、上三分身、無背景
・申請前6ヵ月以内に撮影したもの

上記の規格から外れる写真は、免許証の顔写真としては使用することができず、再度料金を支払って撮り直すことになるので注意が必要です。

当然ながら、顔を小さくしたり、目を大きくしたりと、スマホアプリのような加工をすることも認められていません。撮影日の前日は、アルコールや塩分の摂取を控えるなど、ベストなコンディションを出せる対策をしておきたいですね。

このように、免許証の写真は特別な理由がなくても変更することができます。しかし、専門店で見栄えの良い写真を撮ってもらうとなると、手数料込みでそれなりの料金を支払わなければいけないのは、考えどころです。

しかし筆者としては、4,000～5,000円で免許証の顔写真を納得のいくものにできるならお安いものなので、さっそく専門店でイケてる顔写真を撮りに行ってきます～！

（鈴木僚太［ピーコックブルー］）

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