頭文字Dスプリンタートレノ仕様の「86」&ド派手オレンジ「スープラ」限定発売へ

■スープラは「ワイルド・スピード」ポール・ウォーカーからインスピレーション!?

トヨタは、「スープラ」と「86」を1980年代と1990年代に時代を戻す、特別なエディションを米国で発表しました。

GR86 トレノエディション 
GR86 トレノエディション

ご存知の通り、トヨタGR86とGRスープラは、数十年にわたり伝統を持つスポーツカーです。スープラのネームプレートは1980年代初頭から存在し、90年代半ばの象徴的な第4世代(A80系)で愛好家にとってのピークを迎えました。

一方、GR86にはスプリンター/カローラAE86があり、両モデルとも、その長い系譜に敬意を表したパッケージを2024年に発売します。

GRスープラ アニバーサリーエディション
GRスープラ アニバーサリーエディション

スープラの「45周年アニバーサリー・エディション」は「Mk4世代」(第4世代)に敬意を表し。「ミカン・ブラスト・ペイント」を採用。トヨタは認めていませんが、デザイナーたちはおそらく「ワイルド・スピード」ポール・ウォーカーのスープラからインスピレーションを得た様子も伺えます。

また、ブラックの19インチホイール、ドアパネルに沿ったブラックのグラフィックパッケージ、グロスブラックで塗装された可変リアウイングを装備、オリジナルと比較するとサイズは小さくなりますが、ウイングも「Mk4」スープラを反映しているようです。

このスープラ「45周年アニバーサリー・エディション」は、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載、最高出力は382psを発揮します。

GR86「トレノ エディション」は、アニメ「頭文字D」で有名になったオリジナルのスプリンター トレノ/AE86を称える白黒ツートンカラーの外観で、1984年にさかのぼります。

ボディには、新しい18インチホイール、フロントとリアバンパーの「TRUENO」バッジ、およびマットブラックのボンネットにマッチするドアパネルのマットブラックグラフィックパッケージが付属しています。

注目は、スープラとは異なり、GR86ではパフォーマンスが強化されている点でしょう。 「トレノ エディション」パフォーマンスパックは、アップグレードされたザックスダンパーと、ブレンボ製ブレーキが追加されます。パフォーマンスパックは、トレノ エディションに標準装備されていますが、2022年および 2023年のGR86モデルのオーナーは、オプションを自分のクルマに後付けすることも可能だといいます。

また、マニュアル付きのGR86には、2024年向けの新しいアクティブ・セーフティ・スイートも追加されています。これには、自動緊急ブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、車線逸脱警報、ハイビーム ヘッドライトアシストが含まれるといいます。

スープラ、GR86の特別エディションはどちらも限定販売となります。スープラ45周年アニバーサリー・エディションは、半分がミカンオレンジ、もう半分がアブソリュートゼロホワイトで、900台のみ生産されます。

一方、GR86トレノは860台のみ生産される予定だといいます。両車とも冬に発売される予定ですが、価格についてはまだ発表されていません。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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