トヨタ「エスティマ」がBEVで復活へ。「天才たまご」の進化とは!?

■スバルと共同開発したEV専用「e-TNGA」プラットフォームを採用

トヨタは現在、ミニバン「エスティマ」後継モデルを開発中とみられますが、その最新情報を入手、予想CGを制作しました。

トヨタ エスティマ 次期型 予想CG
トヨタ エスティマ 次期型 予想CG

初代エスティマは、1989年の東京モーターショーでコンセプトモデルを初公開。翌1990年に、ミニバンの概念を覆す未来的フォルムにより、「天才タマゴ」というキャッチコピーを引っさげ鮮烈にデビューしました。

その後、10年という長いサイクルで2000年に2代目がデビュー、ハイブリッドモデルも導入されました。3代目は2006年に発売されましたが、2019年を持って生産終了となっています。

トヨタ エスティマ 先代モデル
トヨタ エスティマ 先代モデル

次期型では、スバルと共同開発したEV専用「e-TNGA」プラットフォームを採用、低重心化により安定した高速性能、居住空間の向上を実現、全長と全幅が拡大します。

エクステリアデザインは、コンセプト「FineComfortRide」をベースにリファイン。フロント、リアに迫力ある膨らみを持たせ、リアウインドウにはダウンアップされた斬新なラインを。ヘッドライトからフロンドアまで伸びたシャープなキャラクターラインを配置し、ヘッドライトは逆三角形の未来的雰囲気満載のデザインに。また、フロントタイヤハウスラインに沿って窪みをつけた、立体的で流美なデザインなどが予想されます。

最大の注目はパワートレインで、フルエレクトリック専用モデルが噂されています。エントリーモデルにシングルモーターを搭載する前輪駆動モデル、上位モデルはデュアルモーターを搭載する全輪駆動モデルをラインナップ、航続は600km以上を目指しているという情報も入っています。

また、トヨタが2017年に公開した「Fine-Comfort Ride」同様のFCEV(燃料電池車)の搭載も噂されています。こちらは水素を充填し発電する電気自動車で、航続距離は1000kmを視野に入れているといいます。

エスティマ次期型の市場投入は、2024年後半と予想されます。

(APOLLO)

 

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる