ルノー メガーヌ R.S. トロフィ ウルティム&アルピーヌA110Rが登場!希少な2台がまとめて見られるチャンス【モーターファンフェスタ2023】

■「最後のルノー・スポール」と「限定14台のアルピーヌ」

モーターファンフェスタ2023に展示されているルノー メガーヌ R.S. トロフィ ウルティム
モーターファンフェスタ2023に展示されているルノー メガーヌ R.S. トロフィ ウルティム

富士スピードウェイの“春の風物詩”となった感のある「モーターファンフェスタ」ですが、今2023年はまさしくイベント日和ともいえる好天候! 暑すぎず寒すぎず(午前11時現在16度)、富士の空は真っ青、湿度42パーセントでカラリとしていて、しかも花粉も少なめです。

もしも今日、何も予定がなくてぼんやりしているのであれば、「富士スピードウェイに来るべし!」と強く太鼓判を押せる理由があります。

それは、さながら「青空モーターショー」といえる貴重な展示車両を目撃、および“体験”できるから。Aパドックの5番ピット〜18番ピットにて、各自動車メーカー・インポーターによる展示が行われているんです。

あえて「体験」と書いた理由は、屋内展示と違って、展示車両がステージ上に置かれることなく、同じ目線のすぐそばでチェックが可能ということ。さらに、車両によっては、実際にドアを開けてみたり、乗り込んでみることもできちゃいます。

●A110Rには2倍以上の申し込みが殺到

イベント開催日である4月23日時点で、すでに販売枠の2倍の申し込みが殺到しているというアルピーヌA110R
イベント開催日である4月23日時点で、すでに販売枠の2倍の申し込みが殺到しているというアルピーヌA110R

ルノー/アルピーヌブースの主役2台は、「メガーヌ R.S. トロフィ ウルティム」と「アルピーヌ A110R」。前者は、スノー・スポールの名を冠する最後のモデルとして、世界限定1976台のみが販売される希少なホットハッチです。なお、今後ルノーのスポーツモデルはアルピーヌの名のもとで開発・製造・販売されることとなります。

R.S.モデルのなかでも、もっとも高性能な“トロフィ”をベースにしたてられたこのウルティムですが、さる2023年4月23日に国内受注をスタートしたばかり。まさしく、いろんな意味でホットなクルマといえます。

ルノー・ジャポンの小川 隼平代表取締役社長に出展車両のテーマを尋ねると、「ここはなんといってもサーキット。ですから、やはりメガーヌ R.S. トロフィ ウルティムとA110Rの2台が相応しいと思って展示しました」とのこと。

なお、ウルティムの反響については、「受注開始を待たれていたお客様も多く、現在結構なペースで注文をいただいています」とビビッドな初速を見せていることを明らかにしてくれました。

メガーヌ R.S.といえば、Cセグメント屈指の走りを誇るアスリートモデル。申し分のない速さとハンドリング性能を備えるホットハッチながら、じつは乗り心地にも優れ、普段づかいにも驚くほどフィットするマルチな1台なんです。だから、このメガーヌR.S.が生産終了してしまうことを悲しむファンは多数(わたしもそのひとり)、ウルティムを虎視眈々と狙っている人も当然多いわけです(しつこいようですが、わたしもそのひとり)。ちなみに、現在小川社長の通勤車はメガーヌ R.S.とのこと。羨ましい!

いっぽう、アルピーヌ A110の高性能バージョン、A110Rも大注目を集めていました。A110Rはカタログモデルではあるものの、生産台数に限りがあるため、「狭き門」を潜り抜けないと購入ができません。すなわち、期間限定で申し込みを受け付け、希望者が規定台数を上回った場合は抽選で購入者を決定する方式が採用されているんです。

ファーストロットの申し込み受け付けは昨2022年12月に実施済。そして現在は、待望のセカンドロットの申し込み期間まっただなか!4月13日〜5月7日までの期間、アルピーヌ正規販売店にて受付中なんです。

セカンドロットの車両価格は前回より50万円アップした1550万円で、販売枠は14台。4月23日時点で「すでに2倍以上の申し込みが来ています。本気で買いたいとお考えのお客様がおいでになっている状況です」(小川社長)ということで、今回もやはり購入希望者の前には「狭き門」が立ちはだかっているようです。

2023年3月に発売されたばかりの新型カングーも注目度抜群!
2023年3月に発売されたばかりの新型カングーも注目度抜群!

いずれにしても希少なルノー/アルピーヌの2モデル。くわえて、2023年3月に国内販売をスタートしたばかりの新型カングー、5月11日に発売を控えているアルカナの新グレード「E-TECH エンジニアード」も展示されています。これらをまとめて青空の下、じっくり見られるチャンスなんてそうそうないに違いありません。

日曜の午後の過ごし方、迷っている方はぜひ富士スピードウェイへお越しください!

(文・写真/三代やよい

この記事の著者

三代やよい 近影

三代やよい

自動車メーカー勤務後、編集・ライティング業に転身。メカ好きが高じて、クルマ、オートバイ、ロボット、船、航空機、鉄道などのライティングを生業に。乗り継いできた愛車は9割MT。ホットハッチとライトウェイトオープンスポーツに惹かれる体質。
生来の歴女ゆえ、名車のヒストリーを掘り起こすのが個人的趣味。
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