■充電可能なプラグインハイブリッドは、電欠の心配もなく、給電にも対応
充電可能なプラグインハイブリッドは、給油できれば電欠の心配が不要で、アウトランダーPHEVやエクリプス クロスPHEVなど、モデルによっては、災害時やキャンプなどのアウトドアでの給電にも対応しています。
日本を代表するプラグインハイブリッドといえば三菱アウトランダーPHEVで、2022年度の国内販売台数が1万7059台に達し、PHEVカテゴリーで2021年度に続き2年連続で1位に輝きました。
また、弟分のエクリプス クロスPHEVも4485台で、PHEVで2位になっています。両車合計で2万1544台を販売し、三菱自動車はPHEVカテゴリーシェアの約54%を占め、2年連続で1位になっています。
三菱自動車は1964年から電動車の研究開発をスタート。2009年には、世界初となる量産バッテリーEVのアイ・ミーブを発売しています。
2013年には、世界初のSUVタイプのPHEVとしてアウトランダーPHEVをリリース。さらに、2020年には、エクリプス クロスのPHEVモデルも追加されています。
アウトランダーPHEVは、世界60ヵ国以上で累計約33万台を販売し、PHEVカテゴリーをリードしてきました。
同社の電動化戦略として、2022年6月に軽自動車のeKクロスEVが投入され、好調なセールスとなっています。さらに、同年11月には軽商用EVのミニキャブ・ミーブの販売が再開されています。今後も電動化技術の活用を通じてカーボンニュートラルの実現に貢献する構えです。
(塚田 勝弘)