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■コイン洗車場の手洗い洗車で気をつけたいこと
自宅に洗車スペースがないときに利用したいのが、セルフ式のコイン洗車場です。ただし、使い方やマナーを知らない方もいるかもしれません。今回は、特に手洗い洗車に焦点を当ててみます。
●コイン洗車場とは何? どういった使い方をするの?
コイン洗車場とは、個人が利用できる洗車スペースのことです。マンションやアパートに住んでいて洗車するスペースが自宅にない方や、高圧洗浄機を持っていない方などが利用します。
基本的には300円から1000円程度の料金で本格的な洗浄設備を使うことができることもあるため、定期的に通う方もいるようです。
コイン洗車場と一口にいっても、設備のグレードはさまざまですが、洗車の仕方は主に「機械洗車」と「手洗い洗車」の2つに分けることができます。
機械洗車とは、一般的に洗車機と呼ばれるゲートのような形をした機械にクルマを入れることで、洗車から乾燥まで自動で行うものです。
基本的には、停止位置にクルマを止めてエンジンを切り、料金を支払ってスタートボタンを押すと洗車ができるようになっており、使い方は簡単です。
しかし、大きなブラシで洗車するため、細かいところまでは洗い切れていなかったり、ボディと窓ガラスの洗剤を使い分けたりすることはできません。
そのため、手洗い洗車を選ぶ方も多くいるようです。手洗い洗車の場合は、高圧洗浄機やブラシ、カーシャンプーなどを使って自分の手で洗車することが多いです。手洗い洗車の使い方の流れは以下のとおりです。
1.洗車設備のあるスペースにクルマを移動させる
2.コインを投入してクルマ全体を水洗いする
3.カーシャンプーの泡で汚れを洗い流す
4.水をかけてクルマ全体をすすぐ
5.拭き取りスペースにクルマを移動させる
6.クロスで水滴を拭き取る
コイン洗車場にある高圧洗浄機を使うと、簡単には落ちにくい頑固な汚れを取ることができ、細かい箇所もきれいにできるようになります。
しかし、時間制限が設けられていることが多く、手際が悪いと費用がかさんでしまいます。そのため、事前にカーシャンプーを泡立てておいたり、大まかな汚れは取っておいたりするとよいでしょう。クルマを洗う順番は、ボディが先で、その後タイヤホイールをきれいにしていきます。
なお、洗車後に拭き上げをおこなわず、自然乾燥に任せる方もいますが、好ましくありません。シミや水アカをつくらないためには、水滴が蒸発する前に手早く拭き上げることが大切です。
●コイン洗車場の持ち物やマナー、使用頻度とは?
コイン洗車場によって、備わっている設備やサービスはそれぞれ異なりますが、一般的にコイン洗車場に持っていくものは以下のとおりです。
・複数枚の100円硬貨(費用目安は300円から1000円程度。ただし、1000円札や現金以外が使えるところもあります)
・カーシャンプー
・バケツ(カーシャンプーを泡立てるために使う)
・スポンジ(ボディ用)
・ブラシ(タイヤやホイール用)
・吸水クロスシート
・タオル(仕上げの拭き上げ)
・ワックスやコーティング剤
また、コイン洗車場では、他の利用者と一緒に気持ちよく使うために、マナーを守る必要があります。
たとえば、コイン洗車場にクルマを置きっぱなしにしないことが挙げられます。洗車設備のあるスペースにクルマを駐車したまま、離れてどこかに行くのはもってのほかですが、長時間の利用はほかの利用者の妨げになってしまうため、洗車設備のあるスペースで拭き取りやワックスがけなどをしてはいけません。
もし、コイン洗車場が混雑していて順番待ちする必要があるときは、拭き取りスペースで待機します。
他にも、洗車するときに隣のクルマに水を飛び散らせない気配りも大切です。多くの方が利用するコイン洗車場のため、ほかの利用者に迷惑をかけないようにしましょう。
さて、こういったコイン洗車場はどのくらいの頻度で利用するとよいのでしょうか。
洗車の目安は、月に1回程度とする人が多いようです。ただし、クルマの駐車場所や使用頻度などによっても、適切な洗車タイミングは異なります。
駐車場が屋外にある場合や、砂ぼこりや泥などで汚れてきた場合は、目立ってきたタイミングで洗車するとよいかもしれません。
このように、コイン洗車場には正しい使い方や守りたいマナーなどがありますが、これらさえ知っておけばとても便利に使うことができます。洗車スペースがない方や高圧洗浄機を使ってみたい方などは、一度コイン洗車場を利用してみてもよいでしょう。
(梅村ゆき)