■落とすときは「前後」ではなく「左右」に!
停めて置いたクルマに雪が降り積もっていたら、あなたはどうしますか?
まずはウインドウ周りの雪を落として、視界を確保するのは基本中の基本。でも、ルーフの上に積もった雪はどうでしょうか。わざわざ屋根によじのぼって雪下ろしをするのは面倒だから、そのままでいいか…と思ってしまうかもしれません。
実は、ルーフ上の雪をそのままにして走り出すのはとっても危険。ブレーキをかけたときにその雪がずり落ちてきて、視界が塞がれてしまう可能性があるからです。
それだけでなく、自車の雪が後続車や対向車に飛んでいき、知らずのうちに危険を生んでしまう場合もあります。クルマを走らせるときは、積もった雪は必ずできるだけ取り除いてから出発するようにしましょう。
ところで、ルーフの雪を落とすときに、大切なルールがあるのをご存じでしょうか。
それは、クルマの「前後」ではなく、「左右」に落とすということ。前後に雪を落とすと、発進の際の妨げになってしまいます。
また、後ろ側に雪を落とした場合、マフラーを雪がふさいでしまい、そのまま暖気や、デフロスター作動のためにアイドリングをしていると、排気ガスが車内に充満し、一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があるんです。
このルールは、自衛隊の自衛官募集ページ内にある「LIFEHACKチャンネル」でも紹介されています。
なお、いざという時のために冬場は「雪おろし」用のアイテムを愛車に積んでおくと安心ですね。最近ではガラス部分に使うゴム製スクレーパーがついたスノーブラシなども販売されているので、ぜひチェックしておきましょう。
●YouTubeで学べる自衛隊のライフハック
ちなみに、この「LIFEHACKチャンネル」では、危機管理のプロである自衛隊みずからが、いざというときに知っておくと役立つ知識やノウハウの数々を伝授しています。
春夏秋冬編に分かれたコンテンツも用意されていて、冬編では前述のクルマの雪の落とし方をはじめ、寒さから自衛する方法(カンプ摩擦や、カッパの活用法など)や、かまくらの作り方、雪や地面を保存庫として使う方法などが動画で分かりやすく説明されています。
雪や寒さから身を守るライフハック、一度チェックしておいて損はないはずです!
※2023年1月25日の記事を2024年2月5日に追記・再編集しました。
(三代やよい)
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