塚田勝弘 
■アクティブダンパーと18インチタイヤをセットでオプション設定
2022年11月21日（月）、Bセグメントのコンパクトハッチであるフォルクスワーゲン・ポロに、スポーティグレードのお馴染み「GTI」が加わりました。
搭載されるエンジンは「2.0TSI」で、7速DSGとの組み合わせ。
最高出力は先代から7PSアップとなる207PS、最大トルクは先代と同様の320Nm。0-100km/h加速は、欧州測定値で6.5秒というなかなかの俊足ぶりを誇っています。
強力なエンジンに対応すべく、シャシーにも専用セッティングが施され、ノーマルモデルに対して15mm（欧州測定値）低いローダウンスポーツサスペンションを用意。
さらに、高速域でのコーナリング時にトラクション性能を最適化する電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」を備え、高いスタビリティを実現するとしています。
加えて、好みや状況に応じて選択できる「ドライビングプロファイル」機能が標準化され、俊敏な走りを引き出せるそう。
オプションで「スポーツ」と「ノーマル」モードの切り替えを可能とするアクティブダンパーを備えた「Sport Selectシャシー付スポーツパフォーマンスキット」と、18インチアルミホイールがセットになる「Sport Selectパッケージ」も選択できます。
これにより、走りも見た目もよりスポーティなテイストを強調できます。
エクステリアは、GTIお馴染みのハニカム形状のフロントグリルをはじめ、左右のヘッドライトをつなぐ車幅灯とともに、ヘッドライト内部まで赤いアクセントラインが配置され、GTIらしさが強調されています。
インテリアも、ブラック、レッド、グレー、クロームを基調に、細部に赤いアクセントが施され、GTIにふさわしい仕立てになっています。
シートやシフトノブなどにも赤いスティッチがあしらわれていて、フロントシートは伝統のチェック柄が配置されたファブリックの「トップスポーツシート」になります。
GTI専用のマルチファンクションステアリングホイール、専用表示のデジタルメータークラスターも含めて、GTIらしいスポーティなコクピットで運転を楽しめるのもポイント。
そのほか、LEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」や同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」など、最新の先進安全装備が多数標準装備されています。
ボディカラーは、新色の「キングズレッドメタリック（有償オプションカラー）」と「スモーキーグレーメタリック」のほか、「ピュアホワイト」「ディープブラックパールエフェクト」の4色展開となっています。
※写真は欧州仕様です。
●フォルクスワーゲン ポロ GTI 概要
ボディサイズ：全長4085×全幅1750×全高1430mm
ホイールベース：2550mm
車両重量：1310kg
エンジン：直列4気筒ターボ
総排気量：1984cc
最高出力：207PS／4600〜6000rpm
最大トルク：320Nm／1500〜4500rpm
トランスミッション：7速DSG
サスペンション：前マクファーソンストラット 後トレーリングアーム
タイヤ：前後215／45R17
●車両本体価格
ポロ GTI：411万3000円
●オプション価格
「Discover Proパッケージ」：15万4000円
「Sport Selectパッケージ」：12万1000円
「有償オプションカラー（キングズレッドメタリック）」：3万3000円
（塚田 勝弘）
