■日本導入モデルは乗用と商用をミックスしたジャパンオリジナル仕様
●2023年春ごろ登場の新型ルノー「カングー」が待ち遠しい!
2022年10月16日(日)、山梨県山中湖村にある山中湖交流プラザきららで、3年振りにリアルイベントとして開催された「ルノーカングージャンボリー2022」にて、新型カングーが日本初公開されました。
初代カングーは2002年〜2009年まで販売され、5ナンバーサイズのハイトワゴンという、利便性の高さで人気モデルとなりました。
カングーの人気を定着させたのが、2009年に日本に導入された2代目カングーです。
居住性・積載性・安全性の向上を目的として、2代目カングーのボディサイズは大幅に拡大され、“デカングー”な~んて言われましたが、ユーザーの趣向に合わせてカスタマイズできることや積載性の高さなどにより、安定した人気を誇っています。
今回、日本初公開となる3代目のカングーは、すでに欧州などで販売されています。そして待望の日本市場への導入は2023年春頃とのことです。
正式なスペックはまだ発表されていませんが、旧型と比べると、新型カングーはさらにボディサイズが拡大され、全幅は1,860mmとなるようです。
欧州の乗用仕様はリアが上に開くハッチバックとなっていますが、日本市場では観音開きのダブルバックゲートが人気のため、先代から継続されています。
その結果、新型カングーは欧州の乗用と商用をミックスした、日本オリジナル仕様となっているのが特徴です。
ちなみに、展示車の中には左ハンドル仕様がありましたが、リアハッチの形状は異なっていました。
このように日本法人の意見が商品企画に反映されるというのは、カングーにとって日本が非常に重要なマーケットと認められている証拠と言えます。
搭載されているエンジンは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類を用意しているそうで、今回展示された車両は1.5Lディーゼルターボ搭載車でした。
ステアリングに装着されたスイッチを見る限り、旧型では物足りなかったADASと言われる先進運転支援システムも充実しているようです。
ボディカラーは、カラードバンパーと黒バンパー仕様を用意し、写真のジョン アグリュムと言われる黄色はブラックバンパー仕様のみとなっています。
カングーがパイオニアである、輸入車ハイトワゴンの世界。シトロエン「ベルランゴ」やプジョー「リフター」も導入され、盛り上がりを見せているカテゴリーです。
新型カングーの正式発表はまだ先ですが、誰よりも先に手に入れたい!と思う人は、ディーラーへ行き、情報をチェックすることをオススメします。
(文・写真:萩原 文博)