「ステージから舞い降りた?」樹智子×フォルクスワーゲン・アルテオンシューティングブレーク【注目モデルでドライブデート!? Vol.136】

■まあまあ低い

樹 智子×アルテオンシューティングブレーク
今回の“彼女”は、樹 智子さん!

恋に落ちてしまった。

樹 智子×アルテオンシューティングブレーク
フォルクスワーゲン・アルテオンシューティングブレーク

一目惚れだ。見た瞬間に心を奪われ、なんとしてでも手に入れたいと思った。そのルックスを見たときに受けたのは、まるで稲妻が落ちたかと言うくらいの衝撃。なんと美しい。いや、カッコイイ。これはヤバい。

……といっても、一目惚れしたのは彼女に対してではない。

フォルクスワーゲン「アルテオンシューティングブレーク」だ。

「私とどっちが美しい?」……なんてさすがに彼女は尋ねてこないけれど、アルテオン シューティングブレークの美しさはハンパない。まるでモーターショーのステージから街に舞い降りたかのようだ。

樹 智子×アルテオンシューティングブレーク
「どっちが美しい?」

カッコいいクルマの方程式のひとつとして「ロー&ワイド(低くて幅が広い)」なんてよく言われるけれど、シューティングブレークのスタイルはまさにそれ。全長4870mm×全幅1875mmだから車体はけっこう大きくて、その割に全長は1445mmとまあまあ低い。

●クーペ+ワゴン

樹 智子×アルテオンシューティングブレーク
「ドライブ! ドライブ!!」

そして、ハイライトは真横から見たときのルーフのデザイン。普通のステーションワゴンはルーフがほぼ水平だけど、アルテオンシューティングブレークはフロントシートの上を頂点に、そこから後方はあからさまに下がっている。逆にサイドウインドウ下端は後方へ向かうほど上がっているから、窓の天地高はどんどん薄くなっている。

そんな、ステーションワゴンの常識に逆らうデザインがカッコいい。アメリカのカスタマイズでルーフを低くする「チョップドルーフ」というのがあるけれど、まさにそんな雰囲気なのだ。控えめにいってクールすぎる。

樹 智子×アルテオンシューティングブレーク
「シューティングブレーク、好きかも」

このクルマは実質的に「ステーションワゴン」だけど、本来はクーペをベースにしたワゴンタイプを指す「シューティングブレーク」と呼ぶ理由はきっとそこだろう。

「私はこの赤い色が好き!」

樹 智子×アルテオンシューティングブレーク
「どっちが好き?」

そう言ってくれる彼女のことももちろん、アルテオンシューティングブレークと同じくらい好き。

だけど、「私とクルマとどっちが好き?」という禁断の質問だけはこれからもしないでもらえるとありがたいな。

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:樹 智子/ヘア&メイク:東 なつみ/写真:ダン・アオキ

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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