D1GPで新時代のトレカ配布。NFTデジタルデータはカネになる?【EBISU DRIFT】

■D1GPファンサービスで、NFTデジタルデータがもらえるトレカを配布

D1トレカ02
年間エントリーしている選手ひとりにつき、50枚ずつが土日両日配られました。

8月20日(土)、21日(日)に福島県・エビスサーキット西コースで行われたD1GPの第4戦と第5戦で、選手のトレーディングカードが配られました。

しかし、ただのトレカではありません。裏面に入っているQRコードを読み取ると、NFTデジタルデータがダウンロードできるというものです。

このNFTデジタルデータとは、ブロックチェーンで保証されたデジタルデータで、いま流行りつつあり、投機の対象にもなりえるもので、ちょっと予想がつかない可能性を秘めているもののようです。

今回のNFTデジタルデータ付きトレカの内容を紹介しつつ、今後の展開を予想してみましょう。

トレカを配る松山選手
トレカを配る松山選手。追走前のグリッドウォークの時間です。

D1GPではファンサービスの一環として、追走トーナメント開始前に来場者がコースに入れるグリッドウォークをよく行っています。

8月20日、21日に福島県・エビスサーキット西コースで行われたD1GPの第4戦と第5戦でも、参加車両をコース上に並べ、ドライバーもその前に立ってサインや写真撮影に対応するというグリッドウォークが行われました。

その際、土・日ともに各選手から50枚限定で、自身のトレカが配られました(年間エントリーしている選手のみ)。表面に選手の写真、裏面にマシンの写真が入っていて、数量限定なのでファンにとってはこのトレカ自体がコレクターズアイテムになりえるものでしょう。

●QRコードのリンクからデジタルデータをゲット

このトレカにはもうひとつ機能があります。裏面に入っているQRコードをスマホで読み取って、リンクされたサイトに行くと、NFTデジタルデータがダウンロードできるのです。

実は私、今回この件で初めてNFTというものを知ったもので、もっと詳しい方もいると思いますが、あくまでもD1GPのトレカに関してのNFTデジタルデータを紹介します。

リンク先
QRコードを読み取ると、ダウンロードサイトに飛びます。

リンクされたサイトでは、トレカに使われた画像をダウンロードすることができます。今回は誰のトレカを持っているかにかかわらず、どの選手の画像データもダウンロードできます。複数選手の画像を入手することもできますが、

同じ画像は1枚しか入手できません。また、1画像につきダウンロードできるのは先着100名様のみです。各画像にシリアルナンバーが付きます。

画像をダウンロード
NFTデータ付き画像1枚につき先着100名がゲットできます。

画像はそれなりに大きいので、ノートPCの壁紙にもできるでしょう。

しかし、ここから先がキモです。主役は画像そのものではないのです。デジタル画像はいくらでもコピーできちゃうので、さほど価値はありません。

しかし、最初にダウンロードしたのは、画像そのものではなく、その画像を保有する『権利』といったものです。そしてその権利はブロックチェーンによって保証されます。もしD1GPがなくなってしまったとしても、ブロックチェーンによってこのデジタルデータの真正と権利は保証されます。

つまり、各画像データ100点だけが“本物”で、あとはコピー品という区別がつくわけです。

これがNFTです。

●人気が出れば値上がりするかも?

目桑選手の画像
目桑選手の画像。初優勝したラウンドということで、プレミアム価格がついたりするんでしょうか。

そうするとどうなるか? 人気選手のレアデータとなると、将来的に値上がりする可能性が出てきます。しかも、このNFTデジタルデータは、そもそもブロックチェーン上に記録されているものなので、オンラインでの売買が非常にやりやすい。というか、やる前提になっています。

一方で、紙の現物のトレカと違って画像も大きいので、先ほど書いたようにPCの壁紙にすることもできます。さらには、動画などもNFTデジタルデータにすることが可能です。なかなか拡張性が高いのです。

今回D1GPで配るのは初めてだったので、ごくオーソドックスな選手の現物トレカと、その画像を使ったNFTデータという組み合わせになりました。今後も具体的にはまだ決まっていないようですが、動画をNFTデータとして配布することは考えているそうです。

NFTデジタルデータは自由度が高いので、いろいろなことができそうです。5回、生観戦に来たらコンプリートできるコレクションとか、『●●選手初優勝記念』とか『●●選手チャンピオン獲得記念』なども可能でしょう。必ずしも現物を必要としないので、大会やシーズン終了後に発行できるところも魅力です。

クラッシュした選手の修復費用にあてるために、クラウドファンディング的に有料で発行することもできるかもしれません。なにせデジタルの世界のものなので、いろいろな可能性を秘めているジャンルです。

ちなみに、今回のD1のNFTトレカを扱うアダムby GMOのサイトでは、この記事を書いた時点で、すでに一部のNFTトレカが売りに出ています。

なお、今回は現物トレカをもらえなかった方も、「D1ファンクラブ会員」→「D1プレミアムチャンネル会員」→「D1ホームページ」の順でQRコードを公開する予定なので、まだNFTデータが残っていれば入手できるかも。現状は無料なので、とりあえずゲットしてみてはいかがでしょうか?

D1GP次戦は10月22日(土)~23日(日)。大分県のオートポリスで開催です。

D1GPの情報は公式サイトをご覧ください。

(文:まめ蔵/写真提供:サンプロス、まめ蔵)

【関連リンク】

D1GP 公式サイト
https://d1gp.co.jp

この記事の著者

まめ蔵

まめ蔵 近影
東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦。好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。