GRスープラに専用ボディカラーの「マットアバランチホワイトメタリック」をまとう50台限定車「RZ“Matte White Edition」が設定

■特別仕様車「RZ“Matte White Edition」は、MTのみでWeb限定受付、50台限定の抽選販売

2022年4月に一部改良後を受け、「RZ」グレードにMTが追加されたGRスープラ。一部改良後モデルは、2022年夏頃より商談受付が開始され、同年秋頃からのデリバリー予定とアナウンスされていました。

さらに、2022年7月20日(水)、TOYOTA GAZOO Racing (TGR)は、この「RZ」グレードのMT仕様に、新たに特別仕様車「RZ“Matte White Edition」を設定すると発表しました。

GRスープラ
特別仕様車のRZ“Matte White Edition”

特別仕様車「RZ“Matte White Edition」は、50台限定の抽選販売になります。抽選の申し込みは、7月20日から8月21日までWeb限定で受け付けられ、9月から順次商談がスタートすることになります。

さらに、この特別仕様車をのぞいた一部改良モデルの商談受付が7月20日から「GR Garage」をはじめとするトヨタ販売店で開始されています。販売開始は、特別仕様車、一部改良後モデルともに2022年10月頃からの予定となっています。

GRスープラ
スープラの特別仕様車RZ“Matte White Edition”のフロントマスク

特別仕様車の「RZ“Matte White Edition”」は、走りのイメージを強調する専用ボディカラーの「マットアバランチホワイトメタリック」をまとい、現行スープラがもつダイナミックで力強いデザインがより引き立てられています。

GRスープラ
特別仕様車RZ“Matte White Edition” の内装

トランスミッションは、6速MTで、インテリアカラーに上質かつ落ち着いた雰囲気を醸し出す内装色「タン」がコーディネイトされています。

GRスープラ
”Matte White Edition” のカーボンオーナメント

●今春発表された一部改良モデルのメニューをおさらい

ここからは、今春に発表された一部改良をおさらいします。

目玉は、「RZ」にMTが設定されたほか、シャシー性能をより熟成させることで、運動性能が引き上げられました。全グレードのステアリング、足まわりの改良によってハンドリング性能、乗り心地性の向上も図られています。

具体的には、AVS(Adaptive Variable Suspension System)の制御、さらにはアブソーバーの減衰特性チューニングにより、ロールバランスや乗り心地性を向上が図られています。

GRスープラ
スープラ RZ (ボルカニックアッシュグレーメタリック)のリヤビュー

さらに、スタビライザーブッシュの特性変更により、操舵初期のレスポンス向上も実現したそう。AVSも含めたシャシー制御系(EPS、VSC)の見直しも受け、ハンドリングや限界域でのコントロール性も引き上げられています。

「RZ」に設定された6速MTは、握りやすい球体形状のシフトノブが採用されていて、ノブトップには「GR」ロゴも配されています。

さらに、コンピューターがドライバーのクラッチ、シフト操作に合わせて、最適なエンジン回転数になるよう制御するiMTの採用により、シフト操作時に自動的にブリッピング。スムーズで気持ちのいい走りが堪能できるほか、MT専用の室内サウンドチューニングにより加速時の盛り上がりも演出されます。

GRスープラ
スープラRZの19インチ鍛造アルミホイール

足元は、新デザインとなる鍛造19インチアルミホイールを履き、GRヤリスやGR86と統一性を持たせながら、スポーク形状や断面形状が見直され、軽量化と高剛性化を両立。質量は1本あたり1.2kgの軽量化を実現し、バネ下重量軽減による乗り心地性と操縦安定性の向上に貢献するとしています。

なお、アルミホイールの塗装は、新採用となる「プレミアムチタンダークシルバー」で、よりレーシーなイメージに仕立てられています。

GRスープラ
スープラ RZ(MT)の3ペダル

ボディカラーは、SZを除くグレードに「ボルカニックアッシュグレーメタリック」「ドーンブルーメタリック」が新色として設定されています。先述したように「RZ」グレードにタンカラー内装を新たにメーカーオプション設定。

そのほか、「RZ」と「SZ-R」は、サウンドシステムの改良も盛り込まれていて、「JBLプレミアムサウンドシステム」のサウンドチューニング最適化により、音質向上が果たされています。

GRスープラ
スープラ RZ(MT)のシフトノブ

特別仕様車「RZ“Matte White Edition”」は、50台限定でしかもMTのみですから、多くの申し込みがあるはずです。

●ボディサイズ(RZ“Matte White Edition”)
全長4380×全幅1865×全高1295mm

●価格
特別仕様車「RZ“Matte White Edition”」:789万円
GRスープラ価格帯(カタログモデル):499万5000円〜731万3000円

(塚田 勝弘)

【訂正:2022年7月28日】
※2022年7月20日の本稿初出時、トヨタ自動車による公式発表通りに『ボディカラーは、全グレードに「ボルカニックアッシュグレーメタリック」「ドーンブルーメタリック」が新色として設定』としていましたが、その後、トヨタ自動車より以下のように訂正の発表がありました。

【誤】
新規外板色(「ボルカニックアッシュグレーメタリック」と、「ドーンブルーメタリック」)を全グレードに設定

【正】
新規外板色をRZ、SZ-Rに設定(SZグレードはなし)

新色の「ボルカニックアッシュグレーメタリック」「ドーンブルーメタリック」はSZ以外のグレードに設定とのことですので、文中を訂正いたしました。新色が欲しい方はSZ以外のグレードをお選び下さい。

【関連リンク】

スープラ特別仕様車の情報
https://toyotagazooracing.com/jp/gr/supra/matte_white_edition

 

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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