16代目クラウンが7月15日にワールドプレミアへ。 4年ぶりの全面刷新で斬新なリヤビュー採用?

■国内専用モデルからグローバルモデルへ

トヨタ自動車が7月6日(水)、新型「クラウン」を7月15日(金)に世界初披露するとともに、当日のイベントの模様を13時30分よりオンライン配信すると発表しました。

新型トヨタ「クラウン」のスポーティなフロント廻り(筆者予想)

同社は新型公開に先立ち、特設サイトを開設。今後同サイトにおいて、デザインの一部公開も予定しているそうです。

新型クラウンについては、セダンからSUVに移行するというニュースが先行して新聞報道されたため、多くの自動車ユーザーの関心を引き、大きな反響を呼ぶ結果となりました。

これまで一貫してセダンスタイルを貫いてきたクラウンですが、実際には現行モデル(15代目)がCピラーを寝かせたファストバックスタイルを採用した際も、賛否が分かれた経緯があります。

●世界の流行を先取りした「リフトアップ」仕様に

新型トヨタ「クラウン」のサイドビュー(筆者予想)

新型クラウンは国内のみならず、北米や欧州、中国市場などにも導入するグローバルモデルとして開発されているため、海外で勝負できる意匠を採用。

先頃判明した同車の特許画像によると、なかでもリヤビューがかなりチャレンジングなものになっています。

新型トヨタ「クラウン」のリヤビュー(筆者予想)

全体的には車高が高めの4ドアクーペスタイルを採用しており、FFベースの4WD仕様とすることでエンジンを縦から横置きに変更。フロントオーバーハングを短縮しながら全長、全幅を拡大することにより、余裕のあるキャビンスペースを実現。

注目のテールエンドは現行MIRAI風にスパッと切り落とされ、横長一文字のLEDテールランプを配するなど、歴代クラウンには無い大胆な造形を採用しています。

新型トヨタ「クラウン」のティザー広告

車両サイズやパワートレーン仕様などについては「新型クラウンは欧米で流行の兆しを見せる「リフトアップボディ」を初採用か?」にも記していますが、総じて現行モデルを大きく凌ぐフルモデルチェンジになりそうです。

特設サイトではリニューアルされたクラウン王冠マークや、「いつかはクラウン?」「セダン?SUV?」「終わりか、はじまりか」などの意味深なキャッチコピーが目を惹きます。

今後も派生モデルとしてステーションワゴンやSUV、セダンが順次登場する模様で、2022年7月15日(金)13時30分に迫ったシリーズ第1弾となる新型クラウンのワールドプレミアが大いに待たれます。

Avanti Yasunori

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新型クラウン特設サイト
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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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