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■トヨタの欧州法人がカローラシリーズの2023年モデルを発表
2022年10月のマイナーチェンジが噂されているカローラシリーズ。
先回の記事では「カローラ スポーツ」を中心に、予想される意匠やパワートレーンの変更内容についてお伝えしましたが、6月1日に日本仕様の「GR カローラ」が発表され、その外観からマイチェン仕様のヒントとなる部位が見えてきました。
さらに6月2日(現地時間)には、トヨタ自動車の欧州法人がカローラシリーズの2023年モデルを発表。これにより、国内のマイナーチェンジ概要がほぼ判明しました。
早速、気になる外観から見ていきましょう。
まずフロント廻りでは、ヘッドランプの外形に変更は無いものの、予想どおりDRLが「GR カローラ」同様の意匠に変更されています。
一方、GR カローラのラジエターグリルは意匠表面が凹凸状になっていましたが、これは同モデル専用だったようで、一般グレードでは平滑な意匠になっています。
またフロントバンパー開口部については、下辺のウイング状の意匠が直線的な形状にリファインされた程度に留められていることがわかります。
続いて車両サイドに目を移すと、ロッカーパネル(サイドシル)上面に黒色のモールが追加されており、さらにリヤ廻りではバンパー黒素地部の意匠が変更されています。
テールランプ外形についても変更は無く、ランプ内の変更(ウインカーのLED化等)に留められている模様。足元には新意匠の18インチアロイホイールが装着されています。
●第5世代のハイブリッドシステム搭載でシステム出力アップ
アップデートされたハイブリッドシステムでは、PCU(パワーコントロールユニット)やトランスアクスルモーターが再設計され、リチウムイオンバッテリーの性能向上&小型軽量化などにより、1.8L直4エンジン+モーターによるシステム出力が122psから140ps(+18ps)へと向上。0-100km/h加速タイムが9.2秒と1.7秒短縮しています。
また新システムでは、スロットルペダルの操作量に合せてリニアな加速フィーリングが得られるとともに、加速時の静粛性も向上しているそうです。
●装備を充実。最新の「トヨタセーフティセンス」を搭載
一方、インテリアでは10.5インチに拡大されたマルチメディア・ディスプレイ(ディスプレイオーディオ)を装備。アンチグレアスクリーン装備と相まって高解像度で優れた視認性を確保しています。
12.3インチのフルデジタル・コンビメーターはドライバーの好みに合わせて、カジュアル、スマート、スポーツ、タフの4モードにカスタマイズが可能。
アップデートされた「トヨタセーフティセンス」には駐車支援システムを組み合わせた「ToyotaT-Mate」を装備。ペダルの踏み間違い抑制や右左折時の衝突回避をサポート。通信によるソフトウェア更新により、機能が最新の状態に保たれ、新機能の追加も可能。
「Toyota T-Mate」にはSafeExitAssistシステムが含まれており、ドアを開けた際に後方からの接近車両や自転車を検出すると警告を発します。また車を離れる際にリヤシートに何か残っていると、ドライバーに警告する後部座席リマインダーも装備。
富士SUPER TEC 24時間レースに“水素エンジン仕様”で参戦するなど、何かと話題が豊富な「カローラ スポーツ」ですが、欧州に続いて日本仕様が公開される日も近いと予想され、今後の動きが注目されます。
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