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■マイチェンで前後の意匠リファイン&ガソリン仕様変更
今秋、マイナーチェンジを予定しているトヨタのカローラシリーズ。
騒音規制強化などの法規対応に加え、外観が変更される見通しで、ラジエターグリルや前後ランプ類、バンパー意匠などが対象になる模様です。
そうしたなか、今秋発売予定の「GR カローラ」のフロントマスクをよく見ると、ラジエターグリルやヘッドランプの外形は現行モデルと同一ながら、内部構成が変更されており、今回のマイチェンでは一般グレードについても同様の意匠リファインが実施されるものと予想されます。
またリヤ廻りでは、GR カローラのバックドアパネルやテールランプ外形に現行モデルとの差異が認められないものの、白熱球からLED仕様への変更などが織り込まれている可能性があり、一般グレードにおいてもバンパー下部の意匠変更なども含めてリファインされることになりそうです。
●ガソリンモデルにパワフルな2.0Lエンジン搭載?
一方、各種情報によると、パワートレーンではガソリンモデルに搭載されている1.2L直4ターボエンジンに代わり、新たにRAV4やハリアーにも搭載されているパワフルなM20A-FKS型2.0L直4ダイナミックフォースエンジン(171ps/21.1kgm)が搭載されるようです。
実はカローラ系でも、2020年6月1日に500台限定で発売された「カローラ ツーリング 2000 Limited」に同エンジンが搭載され、あっと言う間に完売した実績があり、マイチェンで正式ラインナップに加わる模様。
実現すれば、Direct Shift-CVT(パドルシフト付10速スポーツシーケンシャルシフトマチック)との組み合わせにより、発進から高速域まで力強くダイレクトな走りを実現することになりそう。
●ハイブリッドシステムをアップデート
一方、ハイブリッドモデルについては、新型ノア&ヴォクシーに搭載された第5世代のシステムにアップデートされるようです。
1.8L直4DOHCエンジン(2ZR-FXE)による同システムでは全ての電動モジュールを刷新。モータ/バッテリーの高出力化とシステムの高効率化により、心地良い加速と優れた燃費性能を高次元で両立。
またインテリアでは、ディスプレイのサイズアップに加えて画質向上が図られる模様で、ディスプレイオーディオやドライブレコーダー、ETCなどがエントリーグレード以外に標準装着されるなど、装備の充実が図られるようです。
車両価格は、パワートレーンの見直しや装備充実などにより、現行FFモデル(216.9万円~284.1万円)比で10万円近い値上げが予想されます。
マイナーチェンジ時期は本年10月前後とみられ、カローラシリーズを対象に実施される見込み。
2022年6月1日には米国に続き、日本仕様の“GR カローラ”も正式発表され、今秋に迫ったカローラシリーズのリファインに向けた動きが注目されます。
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