Jリーグ初試合/2輪でも4輪でも活躍した片山義美生まれる/FFになったトヨタ・レビン&トレノがデビュー【今日は何の日?5月15日】

■日本初のプロサッカーリーグ「Jリーグ」が開幕

1993年(平成5)年5月15日、日本初のプロサッカーリーグ「Jリーグ」が開幕しました。もう30年近く前の話ですが、開幕戦のベルディ川崎と横浜マリノスの試合を、TVで夢中になって観ていたことを思い出します。最近は人気が下降気味のためか、ワールドカップの最終予選ですら地上波で放映しなくなりました。サッカーファンとしては、辛いですね。

5月15日には、俳優の藤原竜也、柔道の井上康生、野球の江夏豊、作家の瀬戸内寂聴、レーシングライダー&ドライバーの片山義美、ミズノ創業者の水野利八、テニスのアンディ・マリー、物理学者のピエール・キュリーなどが生まれています。本日紹介するのは、片山義美です。

●レーシングライダー&ドライバーとして世界で活躍した片山義美が誕生

片山義美 (C)Creative Commons
片山義美 (C)Creative Commons

片山義美は1940(昭和15)年5月15日、兵庫県神戸市に生まれました。中学卒業後、レーシングライダーを目指してバイク店に住み込みで働き、六甲山の峠道で毎朝猛特訓を行います。後にこの六甲トレーニングは片山の伝説的な語り草となります。

1961年、21歳で第4回クラブマンレースにプライベーターとして参戦。強豪ワークス勢を圧倒し、2位を周回遅れ寸前まで引き離す快走によって優勝し、「とんでもなく速いライダーがいる」と一躍その名が知られることになります。1962年より世界グランプリに参戦して、日本GP、西ドイツGP、フランスGPなど数々のレースで優勝を飾りました。

レースで走行中の片山義美(1967年) (C)Creative Commons
レースで走行中の片山義美(1967年) (C)Creative Commons

1964年にマツダとドライバー契約を結び、4輪レース活動も開始。ファミリアとカペラのロータリークーペ、サバンナRX-3など、ロータリー車を駆り、ツーリングカーレースにおいてスカイラインGT-Rの50連勝を阻止するなど、「ロータリー使い」とよばれ、ロータリー車の黄金時代を築き上げました。

その後も、富士耐久レースのシリーズチャンピオンやル・マン24時間レース、デイトナ24時間レースなど数々の海外レースで活躍。1991年に引退した後は「カタヤマヨシミプロモーター」を設立するいっぽう、マツダの社内ドライバーの育成にも尽力しました。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょうか?

●スポーティなFFクーペとなったレビン/トレノがデビュー

1987年(昭和62)年5月15日、トヨタの6代目「カローラ/スプリンター」の発売と同時に、クーペモデルの「レビントレノ」もフルモデルチェンジしました。レビン/トレノとしては5代目のAE92型となり、この世代からFRからFFに変更になったことが、大きな変更点でした。

1987年にデビューしたAE92型カローラレビン (C)Creative Commons
1987年にデビューしたAE92型カローラレビン (C)Creative Commons
AE92型カローラレビンのリアビュー。確かにソアラに雰囲気が似ている。(C)Creative Commons
AE92型カローラレビンのリアビュー。確かにソアラに雰囲気が似ている。(C)Creative Commons

スタイリングはワイド&ローの2ドアクーペのみ。先代のAE86型よりも一回り大きく、車高が低いスポーティなフォルムに変貌しました。パワートレインは1.5L&1.6L直4DOHCエンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせですが、トップグレードにはスーパーチャージャー付きエンジンが搭載されました。駆動方式がFFに変更されたことについては、当初スポーティらしさが失われるのではといった声が聞かれましたが、それまでのFFの走りのイメージを払拭する俊敏な走りが実現されました。

AE92型カローラレビンのスポーティな走りに対応した上質のシート
AE92型カローラレビンのスポーティな走りに対応した上質のシート

当時はバブル絶頂期。エレガントなスタイリングが、当時人気絶頂の「ソアラ」を彷彿させたことから、同時期に登場した3代目「プレリュード」や日産「シルビア」とともに、“デートカー”として大ヒットしました。その結果、AE92型レビン/トレノの販売台数は、話題に上がることが多い人気のAE86型を上回ったのです。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン

この記事の著者

Mr. ソラン

Mr. ソラン 近影
某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きなクルマで、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。