■Q1で井出有治選手の速さ爆発!!
5月3日(火)、4日(水)に静岡県・富士スピードウェイで開催の2022 AUTOBACS SUPER GT第2戦「FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE」。5月3日はその公式予選が行われました。
そのGT300予選のQ1で突如として速さを見せていたのが、道上龍監督率いるBUSOU raffinee GT-R。岡山戦ではQ2進出ならずのBUSOU raffinee GT-Rでしたが、ここ富士でのQ1では1分36秒210と第2位のタイムでQ2に進出します。
大ベテランでF1経験もある井出有治選手にしてみれば普通のことかもしれませんが、NISSAN GT-R NISMO GT3を初めて扱うBUSOU Drago Corseにとってみれば、大きな飛躍であることは間違いありません。
●Q2ではいきなりタイムを出していき、4番手でセカンドロー獲得
続いて行われたQ2では、柳田真孝選手が井出選手のタイムを大幅に上回る1分35秒367で4番手のタイムとなり、スターティンググリッドの2列目の位置を確保したのです。
この予選結果を道上龍監督に伺うと、「Q1もQ2もソフトタイヤで予選に挑みました。朝のフリー走行でも調子が良かったので井出選手にQ1を担当してもらいました。Q1では4番手くらいでQ2進出できればいいと思っていたのですが、やってみたらさすがのプロフェッショナル。Q1を2番手で通過できました」と語ります。
「柳田選手は井出選手のタイムを超えての予選で、総合的な予選結果は4番手と幸先のいいポジションからスタートできます」と語ります。
「両方ともソフトタイヤで予選に臨んだのでどっちがスタートタイヤでもいいのですが、最初のピットインをどこに持っていくかが決勝の勝利ポイントではないかと思っています」と語り、また「重要なのは最初のピットインで履くタイヤ、つまりセカンドスティントで履くタイヤのチョイスとなるでしょう」。
スタートタイヤがソフトタイヤであることがハンデとなるのか? メリットとなるのか?
勝つための大勝負がスタート前からすでに始まっているのです。そんな決勝レースは4日(水)の14時30分からスタートです。
(写真、文:松永 和浩)
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