ルノー日本市場最新モデル「アルカナ」改良新型、これが刷新されたフロントマスクだ!

■CシェイプLEDヘッドライト」から、上下2段のスプリットデザインへ激変

ルノーの新型クロスオーバー・クーペSUV「アルカナ」改良型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

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ルノー アルカナ 改良型プロトタイプ

アルカナは、2019年に市販仕様を発表、同年からロシアで販売が開始されています。2021年には欧州市場で受注が開始されました。

日本では、2022年1月の東京オートサロン2022にて日本仕様を展示、日本導入がなされたばかりのルノー最新モデルです。

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ルノー アルカナ 改良型プロトタイプ

ルノーの通常のライフサイクルでいくと、アルカナ次期型は2026年以降の登場となるため、今回は初の大幅改良モデルとなります。

ただし、噂によるとアルカナは2024年で生産が終了、新型SUV「オーストラル」派生クーペSUVとして発売する計画があるといいます。

ルノーはすでにオーストラルクーペの登場を発表しており、可能性はありそうです。

捉えたプロトタイプの最大の注目はフロントエンドです。

現行型でも採用されている同ブランドのデザインアイデンティティ「CシェイプLEDヘッドライト」から、流行の兆しを見せる上下2段のスプリットヘッドライトデザインが採用されています。

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ルノー アルカナ 改良型プロトタイプ

Dピラーとリアウィンドウは極端に寝かされているほか、LEDテールライトは、オーストラルに似たスポーティなコの字タイプに変更されています。

內部は不明ですが、タッチスクリーンやデジタルインストルメントクラスターを搭載。フルエレクトリック「メガーヌ E-TECH」からその機能の一部を共有するとみられます。またパワートレインは、オーストラルから流用されると予想されます。

アルカナ改良型、あるいは別モデルは2024年に登場予定ですが、その導入に大きな影響が与えられそうな1つのハードルは、ロシアによるウクライナ侵攻です。初代は当初、紛争が始まる前にロシアのみのモデルとして導入。

改良モデル、あるいは第2世代をロシアとアジアで最初に発売する計画を持っていたようですが、現在はモスクワのルノー工場は停止。

万が一、ルノーがロシアから撤退することを決定した場合、別の場所で生産する必要があります。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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