新開発の2.0L直噴エンジンと2モーターを搭載する新型ホンダ・シビックe:HEVのティザーサイトが公開

■世界トップレベルの最大熱効率は約41%

今年で50周年を迎えるホンダシビック。現行型は、プレミアムガソリンを指定する1.5Lガソリン車(CVT/6MT)から導入されています。

以前お伝えしたように、スポーティなエクステリアと走りが美点で、個人的にはもう少し乗り心地がソフトであれば、さらに魅力的な選択肢になると思っています。

ホンダ シビック
ホンダ・シビックe:HEV(ハイブリッドモデル)の走行シーン

とはいえ、とくにMTモデルは、スポーツハッチといえる仕上がりで、目を惹くエクステリアも含めて若い層からも多くの支持を集めているそうです。

ホンダ シビック
リヤに「e:HEV」のロゴが用意される

その現行シビックには、注目度の高い新型タイプRだけでなく、ハイブリッドの「e:HEV」も2022年内に導入予定と予告されていました。

2022年4月14日(木)、ホンダは予告どおり、新型「CIVIC e:HEV(シビック イーエイチイーブイ)」を追加し、2022年7月に発売すると明らかにしました。同時にティザーサイトで先行公開されています。

ホンダ シビック
新開発の2.0L直噴ガソリンエンジンと2モーター(発電用、駆動用)を組み合わせる

注目のパワートレーンは、新開発の2.0L直噴エンジンと、進化されたハイブリッドユニットが組み合わされています。

売れ筋になりそうな2モーター(発電用、駆動用)を備えるハイブリッドモデルは、街中などでは、発電用モーターの原動力としてエンジンがその役割を果たし、高速域では、車輪と直結し、エンジン走行に切り替わります。

ホンダ シビック
ハイブリッドのエネルギーフロー、燃費表示

また、高効率化も図られていて、世界トップレベルとなる約41%の最大熱効率により、燃費向上に寄与。さらに、直噴化によりトルクと燃費性能を向上させながら、遮音材などの最適配置により高い静粛性を実現しているそうです。

そのほか、SPORTモード選択時には、エンジン回転とシンクロした音をプラスすることでリニアで軽快な加速感をさらに引き上げる「アクティブサウンドコントロール」を用意。専用10.2インチのデジタルグラフィックメーターなども備わります。

ホンダ シビック
センターコンソールにドライブモードの切替スイッチを備える

シビックe:HEVの開発コンセプトは、「爽快スポーツe:HEV」としていて、同ハッチバックが持つ基本性能の高さはそのままに、進化したe:HEVによるスポーティで、爽快な走りを新たな価値として提供するとしています。

ハイブリッドですので、燃費を含めたランニングコストの面でもメリットがあり、ガソリン高が続く中、シビック e:HEVの注目度もより高まりそうです。

塚田 勝弘

【関連リンク】

新型シビックe:HEVティザーサイト
https://www.honda.co.jp/CIVIC/new/

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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