カーローンで月々払える返済額は「5万円まで」が最多!ローン組みで失敗しないための注意点とは?

■クルマ購入時の支払い方法に関する100人アンケート

クルマを購入する場合の支払い方法には、大きく分けて一括払いとローンがあるのはご存じの通り。ローンの場合、支払う回数によっても変わりますが、基本的に金利が付くため、できれば一括払いにした方がお得ではあります。

クルマ購入時の支払い方法に関する100人アンケート
クルマをローンで購入する場合の失敗談なども紹介

ですが、クルマは比較的金額が大きい買い物。特に新車の場合、最近は軽自動車でも購入価格が200万円を超えるモデルもあり、どんなモデルを買うかによっては、貯蓄などにある程度の余裕がないと、一括払いが難しい場合もあります。

では、実際にローンを組む場合、一般ユーザーの多くは、月々いくらまでなら払えると思っているのでしょうか? また、実際にローンでクルマを購入する場合、失敗しないために注意したいことには、一体どんなことがあるのでしょうか?

債務整理の情報提供メディア「STEP債務整理」を運営するClamppyでは、男女100名を対象に、クルマの支払い方法に関するアンケートを実施。ローンで許容できる月々の返済額をはじめ、実際にローンを組んで失敗した体験談、それを元に分析した注意すべき点などを紹介しています。

●一括払い派とローン派はどちらが多い?

今回の調査は、2022年2月17日〜2022年2月21日の期間、選択式・記述式のWEBアンケート(クラウドワークス)の形式で行われたものです。

クルマ購入時の支払い方法に関する100人アンケート
クルマの購入は一括派かローン派か?(出展:STEP債務整理)

アンケートでは、まず、「クルマ購入は一括派?ローン派?」という質問を実施。結果は、

・「一括派」 64名
・「ローン派」 36名

と、一括購入する人の方が多いことが分かりました。なお、調査では、それぞれの意見も聞いており、以下のようなコメントが出たそうです。

【一括派の意見】

・一括払いの方が、利息負担がないから(20代/女性)
・利息分を払うのがもったいないから(20代/女性)
・ローンで払うより、一括で払う方が利息とかもつかないから(30代/男性)
・ローンを組んで返済に追われたくないから(30代/女性)
・毎月の支払いで頭を悩ませたくないから(20代/男性)
・ローンは借金だと思っているので、組みたくない。一括で払いたい(20代/男性)

ほとんどの人が「利息を払うのがもったいない」という理由で、一括での購入を希望しているようです。また「毎月の返済に追われたくない」との理由で一括での購入を希望するという意見も目立ったといいます。

【ローン派の意見】

・新車が欲しいけど、新車価格は一括で払えないからです(30代/女性)
・一括で買える程お金がないから(40代/男性)
・クルマは高価な買い物ですし、クルマの維持費もかかるので、一括で購入してしまうと後の生活が圧迫されてしまうからです(30代/男性)
・貯金はありますが、たくさんはないので一括払いをすると、その後の生活に不安を感じるのでローンを組みます(30代/女性)
・冠婚葬祭や親の介護費用など、突発的にかかる費用が発生するリスクがあるので、一括払いではなくローンで分割で払った方が貯蓄残高の管理もしやすいからです(40代/女性)
・ローンだと残価設定が使え、3年後の車の選択肢が増えるので(30代/男性)

多くの人が「一括で購入できるほど貯蓄がない」という理由で、ローンでの購入を希望していることが分かりました。また、「手元に現金を残しておきたい」との理由で、ローンでの購入を希望するという意見も目立ったようです。

さらに、「1台に長く乗らないので、残価設定ローンで購入したほうがクルマの選択肢が増えてよい」という意見もあったといいます。

クルマ購入時の支払い方法に関する100人アンケート
多くの人が「一括で購入できるほど貯蓄がない」という理由で、カーローンを利用するようだ

ちなみに、残価設定ローンとは、ローン最終回時点で残っているクルマの価値(残価)を設定し、その分を差し引いた額を毎月支払うローンのこと。残価分が含まれないことで、月々の支払い額を抑えることができます。

ただし、1ヵ月間の走行距離に制限が設けられる場合があったり、車両の傷や劣化など使用状態によっては、ローン終了時に追加費用が必要になるケースもあります。また、乗り換え時には、基本的に同じメーカーのクルマしか選べないなど、さまざまな注意点もあります。

クルマ購入時の支払い方法に関する100人アンケート
残価設定ローンはカーディーラーで扱っていることが多い

クルマの使用頻度が少なく、走行距離も短いなど、自分のライフスタイルに合っているかどうかで選ぶ必要があるようです。

●月10万円以上でも許容できる人も全体の1割

調査では、また、「クルマ購入のローンを組むなら、月何万円の返済まで許容できますか?」といった質問も行っています。結果は以下のようになりました。

1位:「5万円まで」 27名
2位:「3万円まで」 20名
3位:「2万円まで」 17名
4位:「4万円まで」 11名
5位:「10万円まで」 9名
6位:「1万円まで」 6名
7位:「8万円まで」 4名
9位:「0円まで」 2名
9位 「6万円まで」 2名
10位:「7万円まで」 1名
10位:「15万円まで」 1名
11位:「9万円まで」 0名

クルマ購入時の支払い方法に関する100人アンケート
ローンを組む場合、許容できる月々の支払い額(出展:STEP債務整理)

「5万円まで」と答えた人が27名で最多に。一方で、「10万円まで」が9名、「15万円まで」が1名ですから、「月10万円以上の返済でも許容できる」と考える人も全体の1割いることが分かりました。

この結果について、調査を実施したClamppyでは、「(月10万円以上の返済でも許容できる人は)月々の返済額としては負担が大きすぎるように思われますが、夫婦とも働き盛りの世帯などであれば、世帯収入が大きいためそれほど苦ではないようです」と分析しています。

ちなみに、今回の調査では、ローンの月々の支払額に対する意見も聞いており、以下のようなコメントが出たそうです。

【ローンの月々の支払額に対する意見】

・やはり子育て中で、夫婦とも働き盛りである点が大きい。まとまった出費は抑え、万が一に備えておきたいと思うから(30代/女性)
・メンテナンスパックなど、何か特典がある時(30代/女性)
・特別なキャンペーンをやっていて、金額だけではないそれなりのプラスがある場合(50代/女性)
・もし組めるなら、信用情報のためにおこなう(30代/男性)

働き盛りの子育て世帯はまとまった出費も多いため、万が一に備えて蓄えを残しつつ、ローンで計画的に支払う方法を選ぶようですね。

クルマ購入時の支払い方法に関する100人アンケート
子育て世帯は万が一に備えて蓄えを残しつつ、ローンで計画的に支払う方法を選ぶ人も多い

また、ローン派のなかには、キャンペーンや特典があるならローンを組むという意見や、信用力をつけるためにローンを組むといった意見もあったようです。

●カーローンの失敗談8選

調査では、これまでクルマをローンで購入したことがある人に、失敗談もヒアリングしています。以下に、コメントを紹介しましょう。

【ローン組みでの失敗談】

・早く払いきりたいために、月々の支払い額を上げすぎて払うのが苦しくなりました(40代/男性)
・何年で返済したいというプランがあったので、それに相応しいローンで組んだのだが月の返済額が高いと感じ、もっと長期的なローンを組んでも良かったなと感じました(30代/男性)
・悩んだすえ、毎月の支払いを予算より多めに返すローンを組んだとき、生活が大変になり毎月本当に余裕がありませんでした。予算通りの金額でローンを組めば良かったと後悔しました(30代/女性)
・新卒で入社1年目の頃、ローンを組んでクルマを購入しました。自分で大きなローンを組むのは初めてで、月々の返済に不安を感じたことから、返済年数を提示された中で最大の7年に設定しました。
もちろん、カーローンに関する知識も全くなかったので、購入店舗に言われるがままの会社でローンを組みました。
返済は滞ることなく終えたのですが、改めて考えると、とんでもない金額の利子を払っていたと思います(30代/女性)
・親戚が勤めている銀行の窓口でローンを組みましたが、後から新聞広告で他の銀行のWeb完結型自動車ローンの方が金利が低かったと気付き、よく調べずに申し込んでしまって失敗したと思いました(40代/女性)
・ローンを組んだあと、景気が悪くなったり、転職などで支払いが苦しくなった(30代/男性)
・ボーナス払いを設定していたのですが、コロナでボーナスが下がって苦しかったです(30代/男性)
・そのクルマが壊れてしまってもローンだけは残るので、次のクルマのローンも払いながら前のクルマのローンも払わないといけないことになり辛かったなと思います(30代/女性)
・クルマのローン支払い時と子どもの進学が重なってしまった時。入学年度に重ならない様にローンを組むべきだったと思いました(50代/女性)

クルマ購入時の支払い方法に関する100人アンケート
ローンでクルマを買った場合、故障や事故で廃車になっても、ローンだけが残る悲しいケースもある

●カーローンの注意点と対策とは?

これら失敗談を元に、調査を行ったClamppyでは、以下の点に注意すべきだと言及しています。

1:毎月の返済額は予算内におさめる
2:複数の商品を比較・検討し低金利のローンを選ぶ
3:急な出費や収入減少に備えて貯蓄額に余裕を持たせる
4:出費が重なるタイミングを避けてローンを組む

クルマのローンは、返済が滞るとクルマを手放さなければならないリスクもあるもの。そのため、Clamppyは、「無理のない返済計画を立てたり、返済しながらでも貯蓄額に余裕を持たせるなどの工夫が重要」だといいます。

また、「複数の商品を比較・検討して、できるだけ低金利のローンを選べば、支払う利息額を抑えられます」とも指摘します。

さらに、「キャンペーンなどを利用すれば、一括と同程度の金額でクルマを購入できる場合もあるので、クルマを購入する際は、自分の希望や状況に合わせて、ローンを賢く利用しましょう」といったアドバイスも行っています。

いかがでしたか? カーローンを組む場合には、これら失敗談やアドバイスなどを参考に、自分に最適な支払い額や、ローン商品を選択することをおすすめします。

(文:平塚 直樹 *写真はすべてイメージです)

【関連リンク】

STEP債務整理
https://step-saimu.jp/buying-a-car-one-time-payment-or-installment-payment/

この記事の著者

平塚 直樹

平塚 直樹 近影
自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、クルマ選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!