ミュージックの日/トヨタグループの創始者豊田佐吉生まれる/都市型モビリティ「トヨタi-TRIL」発表!【今日は何の日?3月19日】

■みんなで音楽を楽しむ日

3月19日は、ミュー(3)ジック(19)の語呂合わせで「ミュージックの日」です。生の音楽を楽しんでもらい、音楽文化と音楽家に理解を深めてもらうのが目的。新型コロナさえ流行っていなければ、全国各地でいろいろなコンサートなどイベントが開催されているはずだったのですが、今年も残念ながら中止です。

3月19日には、女優の市川実和子と稲森いずみ、映画監督の安藤桃子、ミュージシャンの尾崎亜美、クリエイターのいとうせいこう、トヨタグループ創始者の豊田佐吉、俳優のブルース・ウィリスなどが生まれています。本日紹介するのは、豊田佐吉です。

●トヨタ自動車の祖業「豊田紡織」を創業した豊田佐吉が誕生

豊田佐吉 (C)Creative Commons
豊田佐吉 (C)Creative Commons

豊田佐吉は、1867(慶応3)年3月19日の近江国敷知郡山口村(現在の静岡県湖西市)で、農家兼大工の長男として生まれました。尋常小学校卒業後、大工の修行を始めましたが、18歳の頃に発明をして社会の役に立とうと決心。東京の技術展示会や織機工場を見学して、織機の改良の必要性に駆られて研究に没頭します。最初の発明は、1981年の木製人力織機、続いて1897年に動力を利用した木鉄混成の動力織機、1905年には38式織機を発明。これらの発明によって、機織りの生産効率は格段に向上、豊田佐吉の自動織機は高い評価を受け、好調な売れ行きを示します。

豊田式木製人力織機(C)Creative Commons
豊田式木製人力織機(C)Creative Commons

その後、第一次大戦終盤の不況など紆余曲折はあったものの、事業拡大のために1918年に豊田紡織株式会社を設立。のちにトヨタ自動車の実質的創始者となる長男の喜一郎(豊田章夫の祖父)は、1920年大学卒業後に豊田紡織に入社します。そして、豊田佐吉と喜一郎親子は、1933年に自動車事業の将来性に注目して、豊田自動織機内に自動車部を設置します。その後、これが独立してトヨタ自動車工業となるのです。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょうか?

●ジュネーブモーターショーで超小型EVのTOYOTA i-TRILを公開!

2017年3月19日、トヨタは「第87回シュネーブモーターショー」で、近未来の都市型モビリティライフを提案するコンセプトモデル「TOYOTA i-TRIL(アイトリル)」を世界初公開しました。

2017年ジュネーブモーターショーで公開されたTOYOTA i-TRIL
2017年ジュネーブモーターショーで公開されたTOYOTA i-TRIL
i-TRILの内装。クルマの中心にドライバーを配置する(1+2)3人乗り
i-TRILの内装。クルマの中心にドライバーを配置する(1+2)3人乗り

都市型モビリティとは、軽自動車よりもコンパクトで小回りが利いて、環境性能に優れた手軽な足となる1~2人乗りの3輪および4輪自動車を指します。温暖化ガスCO2排出量の低減、高齢者の移動手段や効率的な宅配輸送などで、小さな移動手段が期待されているのです。

i-TRILのi-TRILのステアリングはジョット機のような両手で制御する操縦桿タイプ、ペダル類はなく操縦桿でアクセルやブレーキを操作ステアリングはジョット機のような両手で制御する操縦桿タイプ、ペダル類はなく操縦桿でアクセルやブレーキを操作
i-TRILのステアリングはジョット機のような両手で制御する操縦桿タイプ、ペダル類はなく操縦桿でアクセルやブレーキを操作

i-TRILのボディサイズは、2830/1500/1460mm(全長/全幅/全高)で空車重量は600kg、ホイールベースは2080mm。クルマの中心にドライバーを配置する(1+2)3人乗りで、満充電時の航続距離は200kmです。車両運動制御には、「アクティブリーン機構」を採用。アクティブリーンとは、コーナリング時に左右の前輪が車体の向きに合わせて自動的に上下してバランスを取って制御する機構です。ステアリングは通常のホイール型でなくジェット機のような両手で制御する操縦桿タイプ、ペダル類がないので操縦桿でアクセルやブレーキ操作を行うといった、まさに近未来的なモビリティです。

すぐに市販化されることはないでしょうが、もしかすると2030年頃には普通の町並みで走っている姿を見るかもしれません。トヨタが静岡で進めている近未来都市構想「ウーブンシティ」ならピッタリですね。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン

この記事の著者

Mr. ソラン

Mr. ソラン 近影
某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きなクルマで、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。