11年の長寿モデルのレクサスCTが、2022年10月で生産を終了

■最後の特別仕様車“Cherished Touring”を設定

2022年3月4日(金)、レクサスのCセグメントモデルで、ハイブリッド(1.8L+モーター)のCTに特別仕様車“Cherished Touring”が設定され、同日発売されました。

レクサスCT
2022年10月の生産終了が発表されたレクサスCT

レクサスCTは、CT200hとして2011年にデビューを飾り、発売から11年が経過した長寿モデル。

2011年から現在まで約65の国や地域で累計約38万台が販売されていましたが、今回、2022年10月で生産終了とアナウンスされました。

レクサスCT
特別仕様車の“Cherished Touring”が設定された

ハイブリッド専用のハッチバックモデルとして、クラストップクラスの燃費や環境性能、軽快なフットワークを備え、ファンからはスポーティでダイナミックなエクステリアも好評でした。

なお、2014年にはマイナーチェンジを受け、スピンドルグリルを備えたエクステリアデザインに刷新され、より洗練された個性が際立つスタイリングとなりました。

レクサスCT
特別仕様車T“Cherished Touring”のインテリア

また、ボディ剛性の強化などにより静粛性や乗り心地、俊敏な走りがブラッシュアップされています。2017年には、スピンドルグリルにメッシュグリル形状が採用され、「Lexus Safety System+」が標準装備されるなど、着実に進化を遂げてきました。

レクサスは、これまでの感謝を込めて特別仕様車の“Cherished Touring”を設定したそう。

レクサスCT
特別仕様車“Cherished Touring”のフロントシート

ベース車はCT200h“version C”で、「ソニックチタニウムルーフ&グラファイトブラックガラスフレーク(2PZ)」「ソニックチタニウムルーフ&ソニッククォーツ(2QB)」という専用2トーンを含めた全6色のボディカラーが用意されています。

さらに、フロントグリルやフロントフォグランプベゼルなどに専用のシルバー塗装が施され、エレガントなムードが強調されています。

レクサスCT
スピンドルグリル(特別仕様車専用シルバー塗装)/フロントフォグランプベゼル(特別仕様車専用シルバー塗装)

インテリアは、シートに特別仕様車専用の「クリムゾン&ブラック・クリムゾンステッチ」が備わっています。ドアトリムやインパネなどにもブラックに映えるクリムゾンステッチが施され、質感の向上が図られています。

ほかにも、本革巻きステアリング(ステアリングヒーター付)やシートヒーター、オート電動格納式ドアミラー(広角・自動防眩・リバース連動チルトダウン・メモリー・ヒーター付)、雨滴感知式オートフロントワイパーなどの装備が用意されています。

レクサスCT
ソニックチタニウムルーフ&グラファイトブラックガラスフレーク(特別仕様車専用)

●価格
「CT200h 特別仕様車“Cherished Touring”」:422万3000円

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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