松永 和浩 
目次
■東京オートサロン2022の来場者が選んだカスタムカーの人気投票
●コンセプトカー部門は新しい提案のあるカスタムカーが対象
東京オートサロン2022の出展車両から来場者の投票によってNo.1カスタムカーを決定するのが「東京国際カスタムカーコンテスト」です。各部門ごとに優秀賞2台、最優秀賞1台の計3台が選出され、最終日の1月16日（日）にトロフィーと記念の盾が贈られる表彰式が行われました。
選出されたクルマたちは魅力的なものばかりです。今回はその中からコンセプトカー部門の受賞車を見ていきましょう。
東京国際カスタムカーコンテスト2022では、8つの部門が設定され、その中で新しい提案のあるカスタムカーが対象となるのがコンセプトカー部門です。
●最優秀賞 FAIRLADY Z CUSTOMIZED PROTO（日産自動車株式会社）
東京オートサロン2022で正式発表となった日産の新型フェアレディZ。そのフェアレディZ発表と同時に参考出品となっていたのがこのFAIRLADY Z CUSTOMIZED PROTOです。
最優秀賞のパネルを持っていただいているのは、このFAIRLADY Z CUSTOMIZED PROTOのデザイナーである森田さん。
S30ZのレーシングバージョンであるZ432Rをモチーフに開発されたといわれるこのFAIRLADY Z CUSTOMIZED PROTO。特に特徴的なフロントマスクは、来場者の方々もかなり注目の様子です。
FAIRLADY Z CUSTOMIZED PROTOの詳細なレポートは関連記事「モチーフは初代S30の「432」。新型Zを日産自身が速攻カスタマイズ【東京オートサロン2022】」をご覧ください。
●優秀賞 GR GT3 CONCEPT（TOYOTA GAZOO RACING）
市販車からレーシングバージョンを使っていたのが、これまでのFIA GT3カテゴリーでしたが、勝てるクルマのパッケージングを行ってからFIA GT3のホモロゲーションに落とし込んでいくという、全く逆の手法で開発されているのがGR GT3 CONCEPTです。
受賞パネルとトロフィーを持っていただいたのはGAZOO Racing Companyの佐藤恒治プレジデントです。
モリゾウさんからは「勝てるマシンを作れ！」とただ一言を伝えられたのみと言われるGR GT3 CONCEPT。
詳しいレポートは関連記事 「勝てるマシンを作れっ！」着々と進むGT3純レーシングマシン製作プロジェクト！【東京オートサロン2022】をご覧ください。
●優秀賞 HKS Racing Performer GR86 （HKS）
ノーマルエンジン状態で、2021年に筑波サーキットを1分1秒台という、とんでもないパフォーマンスを見せるのがHKS Racing Performer GR86です。
HKSがこだわる筑波サーキットのタイムアタックのみにターゲットを定めた、仕様として今後はさらなるタイムアップのためにエンジンチューニングやターボチューニングを施していくようです。
詳しいレポートは関連記事 HKSのGR86はストリートとサーキット、2つの仕様を展示 【東京オートサロン2022】をご覧ください。
●グランプリ投票期間は1月23日（日）24時まで！ あなたの投票でグランプリが決まる!!
各部門の最優秀賞となったカスタムカーは、東京オートサロン2022公式サイトの東京国際カスタムカーコンテストグランプリ投票に進出し、その中で最も得票数の高かったカスタムカーがグランプリとなります。
投票期間は1月16日（日）～23日（日）24時までです。この投票は誰でも無料ですることが出来ます。つまり貴方の1票がグランプリを決定するかもしれません。
（写真・文：松永 和浩）
【関連リンク】
東京国際カスタムカーコンテスト・グランプリ投票
https://www.tokyoautosalon.jp/2022/contest/grandprix
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