ホンダがN-ONEベースのコンプリートカー「K-CLIMB」の実車を公開! 峠の最速軽を目指す【東京オートサロン2022】

■N-ONEに「シティ・ターボII」の雰囲気を加味!

ホンダが出展したコンプリートカー「K-CLIMB」のエクステリア

1月14日から16日にかけて一般公開された東京オートサロン2022において、ホンダの純正用品開発を手掛けるホンダアクセスがN-ONEのコンプリートカー「K-CLIMB(ケークライム)」を出展しました。

ホンダN-ONE RSのエクステリア

エクステリアはスポーティな「RS」グレードをベースに、“ブルドッグ”の愛称で親しまれた1983年発売の「シティ・ターボII」をオマージュしたデザインを採用。

1983年発売のホンダ「シティ・ターボII」

ラジエターグリルやフロントバンパーの開口部を左右非対称デザインとし、ホンダのHマークやライセンスプレートが運転席側にオフセットして配置されています。

ホンダが出展したコンプリートカー「K-CLIMB」のエクステリア

軽量化を目的にボンネットフードや専用意匠のラジエターグリル、前後バンパーをCFRP製(カーボン繊維と樹脂の複合材)に換装。リヤハッチ上部には専用開発のテールゲートスポイラーを装備。リヤバンパーはセンター2本出しマフラーに対応した形状になっています。

ホンダ「K-CLIMB」のリヤビュー

サイドステップスポイラーは先代のN-ONE Moduro X用を流用。

ホイールインセット変更により前後のトレッドを拡大するとともに、専用デザインのオーバーフェンダー(フロント+15mm、リヤ+12mm)を装着しています。

またインテリアには6点式ロールバーを装備。前席用4点式シートベルトを装着したシンプルな構成。

ホンダが出展したコンプリートカー「K-CLIMB」のエクステリア

一方、足廻りでは、コーナリング時の安定感を高めるべくダンパーを車高・減衰調整式に換装するなど、スプリングも含めたサスペンション・チューニングが施されています。前後輪には初代N-ONE Modulo X用の15インチ5.0JのアルミホイールにADVAN FLEVAの165/55R15タイヤを装着。

「K-CLIMB」はヒルクライムレース出場を想定して開発されており、山道のコーナーが連続するシーンではコーナリング時の安定感が何より重要。

ホンダ「K-CLIMB」に装備するパーツ一覧

ホンダアクセスでは昨年のバーチャルオートサロン以降、シフトフィールの質感が高い6速MT装備のN-ONE RSをベースに足廻りを作り込むことにより、本格的に「K-CLIMB」の商品化を目指しているそうなので、同社の今後の動きが注目されます。

Avanti Yasunori

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【関連リンク】

ホンダN-ONE
https://www.honda.co.jp/N-ONE/

ホンダ アクセス K-CLIMB
https://www.honda.co.jp/ACCESS/omospo/product/k-climb/

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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