新型フェアレディZが東京オートサロン2022でイチバン注目だった3つの証拠【東京オートサロン2022】

■東京オートサロン2022で最も注目を集めたのは日産フェアレディZ

新型フェアレディZのフロント
新型フェアレディZのフロント

東京オートサロン2022の注目、目玉車種と言えば、少なくともメーカー系出展車両では新型フェアレディZがイチバンだったでしょう。

豊田章男社長も自身のプレスカンファレンスで「Zには負けません!」と連呼してしまう、それくらいZには注目しているという

意味合いだったのでしょう。

●ブースでイチバン見たいクルマ!

最大では40分待ちになったとか
最大では40分待ちになったとか

そんなフェアレディZ、東京オート

サロン2022会場ではど真ん中の中ホールの日産ブースに3台展示されていましたが、ブースへ入るためのZを見たい人の列が絶えません。

日産ブース周りの行列
日産ブース周りの行列

会場では、ちょうど私がブースに居合わせた日曜日午後の時点では20分待ちの行列、最大では40分待ちの時もあったそうです。

日産ブース内フェアレディZへの人だかり
日産ブース内フェアレディZへの人だかり

コロナ禍ということもあり、ブースへの入場人数制限しているとは言え、それは他社のブースも同様ながら、これほど列を作っているところはありません。

ブース展示では間違いなく1番人気だったと言えるでしょう。

●走りを見たいクルマナンバーワン!

田村さんとピストン西沢さん
田村さんとピストン西沢さん

そして、新型フェアレディZは外でも見ることができました。オートサロンの開かれている幕張メッセ内の特設コースでは、ピストン西沢さんとフェアレディZ、GT-RのCPS(チーフ・プロダクト・スペシャリスト)である田村宏志さんがトークショーとともにZの走りを披露!

この走る姿をひと目見ようと、大勢のギャラリーが特設コースを取り囲みます。

ピストン西沢さんの新型フェアレディZによる華麗なドリフト走行
ピストン西沢さんの新型フェアレディZによる華麗なドリフト走行

オートサロン自体が感染防止の観点から入場人数制限をしているとはいえ、その多くの人がZの走る勇姿を見たかったようです。

走行シーンでの注目もナンバーワンだったでしょう。

●限定トミカが売り切れになった唯一の車種が130Z

そして、毎年恒例であったオートサロン会場限定トミカが東京オートサロン2022会場でも販売されました。

オートサロン限定4台のトミカ
オートサロン限定4台のトミカ

2022バージョンの限定トミカは4台。マクラーレン720S、トヨタGR86、SUBARU BRZ、そしてフェアレディZ(130Z)。

フロントのエンブレムシールが限定の証
フロントのエンブレムシールが限定の証

マクラーレン、GR86、BRZは、東京オートサロン2022限定のステッカー付きモデルで、Zだけは限定なんですが、なんとフロントボンネットのサキッチョのZエンブレムシールだけが貼ってあるという超マニアックなレア物。そもそもなんで130Zなんでしょうか? 買った人、わかってるかな、新型と思ってない?

売り切れになったのはフェアレディZのみ
売り切れになったのはフェアレディZのみ

いずれにしてもその4台中、フェアレディZだけが売り切れたのでした。オートサロン開催3日目の朝には完売していたとか。ちなみに、新型フェアレディZは2022年2月19日発売予定ですが、こちらも注目を集めていました。

*  *  *  *  *

以上のように、今回のオートサロンを盛り上げてくれた立役者がフェアレディZだったのです。

あっと驚くびっくりマシンをショップさんが出してくれるも楽しみですが、飛び道具ではない純スポーツカーを日本のメーカーが出展してリアルイベントで注目されるって、我々にとって理想的と言えるのではないでしょうか。この流れが続くことを願いたいと思います。

(文・写真:小林和久)

 

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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