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■紫外線カットや空気清浄、抗菌効果まで盛りだくさん!
空気中には花粉やホコリ、そして気になるPM2.5なども浮遊し、コロナ感染症拡大によって、抗菌効果のある素材などにも注目が集まっています。こういった物質をシャットアウトし、快適な室内空間を実現している軽自動車が用意されています。クリーンで快適な室内空間が特徴の軽自動車を5車種紹介します。
●ホンダ・N-ONE/プラズマクラスター技術を搭載
6速MT車のRSを設定したホンダ・N-ONEは、プレミアム軽自動車を目指して快適装備が充実しているモデルです。まずは日焼けの原因となるUV(紫外線)、暑さの原因となるIR(赤外線)をカットするガラスを採用。これにより肌のシミやシワ発生を抑えると同時に、室内の不快な暑さを軽減し、冷房効果を高めます。
フルオートエアコンには、空気の浄化や脱臭だけでなく、肌にもうれしい効果のあるプラズマクラスター技術を搭載。そしてエアコンのフィルターにはPM2.5対応高性能集塵フィルターを採用。このフィルターが、塵やホコリを効果的に除去。車内の空気を清潔に保ちます。さらに人体への影響が懸念されるPM2.5にも対応しています。
シート表皮には、ダニやスギ花粉などのアレルゲン物質が付着した際、その活動をほぼ完全に抑制するアレルクリーンシートを採用。さらに運転席&助手席にはシートヒーターを採用し、雨の日や早朝などの冷えた車内でもシートの座面を温め、快適な運転をサポート。温度は2段階の調整が可能です。
N-ONEの車両本体価格は159万9400円〜202万2900円となっています。
●ホンダ・N-BOX/アレルゲン物質にも強い!
軽自動車で新車販売台数No.1を継続しているホンダ・N-BOXも室内に快適装備が充実しているモデル。肌の大敵、紫外線(UV)と、ジリジリした暑さを生む赤外線(IR)をカットするガラスを、すべての窓に採用しています。
UVの大幅カットにより、お肌のシミやシワなど、太陽光線の目に見えないリスクを軽減するのに加えて、IRカットにより、室内の不快な暑さを軽減。冷房効果を高めています。その効果はSPF50+相当に値し、リアシートに装着したチャイルドシートの表面温度は約−2℃となります。
フルオートエアコンには、イオンを放出して空気浄化や脱臭、美肌効果もあるプラズマクラスター技術を搭載。PM2.5対応高性能集塵フィルターを採用し、塵やホコリを効果的に除去します。さらに、ディーラーオプションとしてウイルス対策としてエアクリーンフィルターに重ねて設置し、車内空間を清潔にできるホンダアクセスの抗ウイルス用品「くるますく」を用意しています。
シート表皮には、付着したアレルゲン物質(ダニ・スギ花粉)に加え、ウイルスの活動も特殊加工を施したシート地で不活性化させるアレルクリーンプラスシートを採用。さらに運転席&助手席には、寒さがきびしい冬の朝など、寒い日も座面を温めて快適にドライブできるシートヒーター機能を採用。2段階の温度調節が可能です。
また、寒い日もリアシートの乗員が快適に過ごせるよう前席下にリアヒーターダクトを設置。足元に直接温風を届け、じんわりとカラダを温めてくれます。
快適機能が充実したN-BOXの車両本体価格は144万8700円〜225万2800円です。
●スズキ・スペーシア/抗菌処理タイプのエアフィルター搭載
2017年12月に登場したスズキの軽スーパーハイトワゴンのスペーシア。クロスオーバーモデルの「ギア」を追加したり、2021年12月に行ったマイナーチェンジでは、コネクテッドサービスを追加するなどさらに魅力がアップしています。
スペーシアのオートエアコンには、抗菌処理タイプのエアフィルターを採用し、塵やホコリなどを効果的に除去。さらに風量調整機能付のエアコンルーバーを採用。前席中央のエアコン吹き出し口には、つまみを回すだけで風を拡散させたり、風量を調整できるルーバーを採用。簡単操作で顔や体に直接風をあたるのを防ぎ、不快感や目の乾きを抑えます。
さらに天井にはスリムサーキュレーターを採用し、前席と後席の「温度差」を解決しています。このスリムサーキュレーターにより、室内の空気を効率良く循環させて、冷たい空気や温かい空気の偏りを解消し、どのシートに座っても快適に過ごせます。
運転席と助手席にはシートの座面が温かくなるヒーター機能を採用。さらに後席の足元に温風を送り込むリアヒーターダクトを装備。寒い日でも室内全体を温かく保ちます。
フロントドアガラスには、日焼けの原因となる紫外線(UV)を約99%カット。さらにジリジリとした暑さの原因である赤外線(IR)をカットする特注なガラスを採用し、強い日差しから肌を守ります。
スペーシアの車両本体価格は139万4800円〜200万6400円です。
●三菱・eKスペース&eKクロススペース/ナノイー技術で空気を循環
2020年3月より販売開始された現行型の三菱・ekスペースは、三菱のSUVのアイコンであるダイナミックシールドを採用したekクロススペースも設定し、2モデル体系となっています。
eKスペースはエアコンではなく、天井に装着されたリアサーキュレーターにナノイー技術を採用。リアサーキュレーターは後席に風を送って空気を循環させる装備で、リアシートに座る人を快適にします。
このリアサーキュレーターに、肌や髪にやさしい弱酸性の水に包まれた微粒子イオンのナノイーを放出することによって、付着したタバコの臭いの脱臭をはじめ、菌、ウイルスそしてアレルギー物質を抑制する効果があります。
運転席と助手席の一部を温めるシートヒーターに加えて、後席足元に温風を送るリヤヒーターダクトも装備し、寒い日でも快適に移動することができます。さらに紫外線(UV)をフロントガラスで約100%、フロントドアガラスで約99%カットし、肌や髪へのダメージを軽減しています。
さらに赤外線(IR)もカットすることで、ジリジリとした肌への刺激を低減し、室内の不快な温度上昇を抑えて、冷房効果を向上させます。
eKスペース/eKスペースXの車両本体価格は139万9200円〜185万9000円となっています。
●ダイハツ・タント/後席足元を暖めるリアヒーターダクトを装備
ダイハツの新しいクルマ作りである「DNGA」を採用した第1弾モデルとして、2019年7月に現行型ダイハツ・タント/タントカスタムは登場しました。
タント/タントカスタムには、運転席と助手席の一部を温めるシートヒーターに加えて、後席足元に温風を送るリアヒーターダクトも装備。さらに、日焼けの原因となる紫外線(UV)を約99%カットするガラスを全方位に採用。また、赤外線(IR)も効果的に遮断し、ジリジリとした肌への刺激を低減すると同時に車内の温度上昇を抑えて、エアコン効率も向上します。
タント/タントカスタムの車両本体価格は134万2000円〜202万4000円となっています。
(文/写真:萩原文博)
※この記事は2021年12月28日に再編集しました。
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