■乗用車用タイヤ「ECOPIA NH200」、軽・コンパクトカー専用「ECOPIA NH200 C」を展開
ブリヂストンのみならず、エコ系(省燃費)タイヤの代表格であるECOPIA (エコピア)。同社は、新たに「ECOPIA NH200」、軽・コンパクトカー専用「ECOPIA NH200 C」を2022年2月1日から発売します。発売サイズは45サイズで、全サイズにメーカー小売希望価格が設定されます。
新商品の「ECOPIA NH200」シリーズは、クルマとともに進化するOEタイヤ(新車装着タイヤ)と同じく、クルマの性能を引き出すために進化した「新しいエコピア」と位置づけています。
タイヤが転がる際に発生するエネルギーロスを低減する「エコテクノロジー構造」が採用され、従来品の「ECOPIA NH100」と比べると、転がり抵抗を11%低減(タイヤサイズは、195/65R15)。さらに、専用の新パターンとブリヂストン独自技術の「ULTIMAT EYE」が活用され、接地圧を均等にすることで、高い耐偏摩耗性が得られたそうです。
なお、「ULTIMAT EYE」は、タイヤに要求される性能を最大限に高める同社独自のシミュレート・計測技術。タイヤ開発時にシミュレーションとタイヤの現物の計測を繰り返し行うことで、タイヤ解析のさらなる精度向上が図られています。
専用の新パターンと「ULTIMAT EYE」により、タイヤショルダー部のすり減り、いわゆる肩減りがしにくくなり、ウェット性能をより持続するそう。「ECOPIA NH200」は、新パターンにより走行中のノイズを抑制。車内での静粛性向上に寄与します。
一方の「ECOPIA NH200 C」には、ブロック剛性が最適化された新パターンにより、耐偏摩耗性とウェット性能とともにライフ性能の向上も果たしています。
低燃費性能や摩耗ライフなど、タイヤ性能の向上に加え、「コモナリティ・モジュラリティ」技術により開発、製造工程の効率化を含めて環境負荷を低減。「コモナリティ・モジュラリティ」は、タイヤ骨格部の材料、構造を商品間で共有され、シンプル化、路面に接地するトレッド部でタイヤ性能を差別化される技術です。
●価格
「ECOPIA NH200」:1万5180円〜3万9600円(18サイズ)
「ECOPIA NH200 C」:9350円〜3万2450円(27サイズ)
(塚田 勝弘)