TGRラリチャレは1DAYラリーでバタバタ!でも、得られたものがたくさん♪☆梅本まどか通信vol.65

■久しぶりのTGRラリーチャレンジで3位表彰台♪

●いつものラリーと違うクラスだと、一日のスケジュールも違うのです

3年ぶりにTGRラリーチャレンジに参戦してきました、元SKE48・梅本まどかです♪

ラリチャレは、C-1クラスで年間チャンピオンをとった2019年以来の参戦。久しぶりの1DAYラリーでした。

梅本まどか
表彰式凄く嬉しかった♪

私が乗る「豊田商工会議所ラリーチームGRヤリス」の結果は、クラス、総合ともに3位! 表彰台にのぼることができました♪

応援して下さった皆さん、ありがとうございました☆

嬉しい結果の反面、ラリーはスタートする前からバタバタで怒涛な一日。

前回のうめまど通信vol.64でも書きましたが、今回は一番上のクラス「E-4」。ということで、ゼッケン11番でスタートと、今までで一番速いマシン、早いスタートでラリーが始まりました!

ラリチャレは1DAYラリーとは言っても、前日に受付や車検を済ませる事ができたり、初めてラリーに出る方は土曜日は講習を受ける日になります。

日曜日は朝からレッキ→受付&車検(土曜日に出来なかった方)→ドライバーグリーフィング→スタートの順で進んで行くので、本番スタートまでバタバタなのです。

初めて村瀬太選手と組むし、マシンもおろしたての車両なのでゆとりをもちたかったのですが、土曜日に別のスケジュールがあったため、全て日曜日に行うことに!!!

もう気づいたら1日終わっていたような感覚でした(笑)。

●トヨタ・下山テストコースも走れて経験値アップ!

朝、村瀬選手と監督とチームの方と4時30分頃集合し、マシンに乗って村瀬選手とレッキへ。まだ真っ暗で「レッキ始まる前に明るくなるかなぁ」なんて会話をしていました。

最初にレッキをしたのは下山のテストコース! そうです、今回は普段、トヨタの開発などに使われている「Toyota Technical Center Shimoyama(トヨタ テクニカルセンター 下山)」のテストコース内にSSがあったのです。

梅本まどか
豊田章男社長からの挨拶

ブリーフィングでも、モリゾウ選手こと豊田章男社長が「特別に普段テストコースとして使っている場所の安全そうな場所でラリーができるようにしました!」と話して下さったのですが、そんな場所に入れることすら凄いのに、ラリーが出来ちゃうなんて♪♪♪

これが1本目のレッキという事で、嬉しい気持ちと緊張とで感情が入り乱れていました(笑)。

しかも、早めに着いたのにすでに待っている車両が数台。まだ暗い中、ラリー車が止まっているのを見ると「ラリーが始まるな」と実感が湧いていきました。

ちょっと明るくなり始めた頃にレッキがスタート。ペースノートを作っていくのですが、さすがテストコース!!

「めちゃくちゃハイスピードになりそう!!!」

そんな印象でした。

●ペースノートの読み方は「英語+日本語」

村瀬選手とは、事前にノート合わせ練習を1時間くらいしに行っていたのですが、正直、言葉を自分に落とし込むのが難しく苦戦していたのです。

今までは「R・L」と書いて「みぎ・ひだり」で読んでいて、2年前くらいに英語でもできた方がいいからと「ライト・レフト」読みのラリー練習をした事もあるのですが、今回は「アール・エル」の読み方。

日本語のときはいつも数字も日本語で、自分なりの日本語モード。

あとは本番ではやった事がないのですが、練習で行った英語のライト・レフトの時は数字も英語で読む英語モードの2パターンは経験があったのですが、「R8=アールはち」「L2=エルに」のMIXバージョンは中々頭が上手く反応してくれず、ラリー前に何度も書く練習や読む練習をしたのですが、いつも以上に入ってこなくて…。大変だったので正直、当日まで凄くドキドキでした。

梅本まどか
レッキ動画を見ながらノートチェックです

でも、1本目がハイスピードコースなので、そんなにノートを書くのが忙しくなく、ラリチャレは距離も短いので思っていたよりもでき、少し安心したのと同時に、1本目がここでよかったと思いました。

今回の大会はレッキも本番車で行うことが出来たので、その間に車内の雰囲気にも慣れることができ、距離も短いので、無事に終わることができました!!!

●ラリコンが…壊れた!?

実はこのレッキの朝、出発してすぐの時に「ラリコン(ラリーコンピュータ)」と呼ばれる距離や時間を表示してくれる機械があるのですが、前日に確認しに行った時は動いたのに、当日、マシンが進んでも距離が増えなくて大慌て…。

初めて使用するものだったので心配していたのですが、予想的中で朝から凄く焦りました。

一応、携帯アプリでGPSを拾って使える「ARM」があったので、それを使用して途中まで行い、移動している間にコピーしておいた説明書を読みながらいろいろいじって、いじって…。

梅本まどか
これが距離とかを表してくれる機械、ラリコンです

触ればなんとかなるものなのか、途中から動き出してくれてレッキ後半からしっかり使えるように! この時ちゃんと説明書のコピーしておいてよかった…と、心の底から思いました。

携帯でも見られるのですが、アプリを使って距離を測っているので、自分の携帯はもうそれ用に使用したく、触らない。

そうなると、携帯を見ながらラリコンを触ることは出来なかったので、ラリー前の何かあった時のために見やすくファイルにとめておく大切さ、ちゃんと頭にも入れておく必要性を実感でき、対策したからレッキ途中から使うことができたのでホントによかったなと思いました。

●まだまだ続く、バタバタなラリチャレの一日

そんなこんなでバタバタしながらあっという間にレッキが終わり、サービスパークに到着。

でも、まだここから一息もつけません。

まずは受付に急いで行き、ゼッケンをもらったり参加確認をして、メカニックさんに必要なものを渡します。

梅本まどか
村瀬選手と話しながら受付に

それから、車検に行ってもらっている間にノートの確認。動画を見ながら修正点があれば直して…車検が終わったらレーシングスーツに着替えて、時間も気にしながらノートを見直して…ブリーフィングに行き、公式掲示板のチェックをして…。

一息ついたら、もうスタートです(笑)。

ここまでホントに怒涛すぎて、こんなにバタバタしたスタート前は初めてでした。

3年前に出た時は一番下のクラスだったので、1号車がスタートしてから1時間以上時間があったので、ゼッケンが早いとより準備は念入りして余裕を持たないと大変なんだなと痛感しました。

初めてラリーに出た時、初心者向けのクラスだったのでちゃんと教えてくださる方がいて、あの環境で始められたことのあり難み、いいスタートをきらせてもらえてたんだなと改めて実感しました(笑)。ホントに感謝です☆

スタートしたら、もうあとはしっかり対応して走りきるだけ。SS1本目を走るまではもちろんマシンの速さも体感した事がなく、ノートの心配もあるし、少しドキドキしていましたが、もうやるしかありません。

どちらかというと「どんなマシンなんだろう♪」とわくわく感の方が強かったかもしれないです。

梅本まどか
ノートとパシャリ♪

スタートしてからのお話はまた次回!!!

お楽しみに♪

(梅本 まどか)

この記事の著者

梅本まどか 近影

梅本まどか

「鈴鹿2&4」レースをSKE48のメンバーとしてPRさせて頂いた事をきっかけにスーパーフォーミュラやF1観戦にハマり、今はオンからオフまで様々なモータースポーツを観ること・ツーリング・ドライブが趣味です!愛車はトヨタ86/CB400SF。
アイドル卒業後は名古屋を拠点にタレントとして活動しながら全日本ラリーにコ・ドライバーとして参戦。ラリー歴5年目のひよっこコ・ドライバーとして経験した事やイベント、愛車の話しなど「うめまど通信」で感じた事や裏話を書かせて頂いています!
続きを見る
閉じる