日産ノート/ノート オーラが「自動車安全性能2021」で最高評価「ファイブスター賞」を獲得。コンパクトセグメントでは最高得点

■「自動車安全性能2021」の衝突安全性能評価で最高の「レベル5」を達成し、最高評価の「Aランク」を獲得

2021年1月〜6月までの登録車販売ランキング(自販連調べ)によると、現行型の日産ノートは、前年同期比112.4%の7位に付けています。

高級バージョンであるノート オーラも加わり、コンパクトカーではトヨタ・ヤリス(ヤリスクロスを含む)についで好調なセールスになっているようです。100%電動駆動のe-POWERが進化し、スムーズで静かな走りや先進安全装備などが美点です。

日産ノート
衝突安全性能と予防安全性能などを統合した評価で高く評価された日産ノート

日産は、2021年9月27日、衝突安全性能と予防安全性能などを統合し、評価する総合評価の「自動車安全性能2021」において、ノート、ノート オーラが最高評価の「ファイブスター賞」を獲得したと発表しました。

2020年度から開始された、新たな総合評価でノート、ノート オーラは、コンパクトセグメント(総排気量1600cc以下の小型・普通乗用車)で最高得点を獲得しています(2021年10月、日産調べ)。同総合評価における「ファイブスター賞」獲得は、日産デイズ、日産ルークスに続く受賞。

自動車アセスメント(JNCAP)は、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)により、自動車の安全性能を評価、公表されるものです。2020年度から新たな総合評価がスタートし、2021年度の評価は、「自動車安全性能2021」となります。

その最高評価となる「ファイブスター賞」は、「衝突安全性能評価」と「予防安全性能評価」の両評価で最高ランクを獲得、かつ「事故自動緊急通報装置」を備えた車両にのみ賞になります。

なお、試験車両は、「ノートX 2WD」で、「アダプティブLEDヘッドライトシステム」「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物検知機能付)」「Nissan Connectナビゲーション」「SOSコール」装着車になります。

総合評価で「ファイブスター賞」を獲得したノート、ノート オーラは、車体骨格に日産初の1470MPa級の超ハイテン材(冷間プレス用超高張力鋼板)が採用され、軽量化と衝突安全性を高い次元で両立。また、7つのエアバッグを装備し、「自動車安全性能2021」の衝突安全性能評価で、乗員保護性能のすべての評価で最高の「レベル5」を達成。最高評価の「Aランク」を獲得しています。

日産ノート オーラ
ノートの上級仕様として追加されたノート・オーラ

加えて、5個のカメラ、3個のミリ波レーダー、8個のソナーにより周囲を検知する先進の全方位運転支援技術(360度セーフティアシスト)も装備されています。

対向車や先行車を検知し、自動的に照射範囲を切り替える「アダプティブLEDヘッドライトシステム」や、サイクリストや夜間の歩行者にも対応する衝突被害軽減ブレーキ、障害物に加えて前進時は人や車両も検知するペダル踏み間違い時加速抑制装置などにより、予防安全性能評価でも最高評価の「Aランク」を獲得。

さらに、先進事故自動通報システム「SOS」コールの装備も含めた評価結果で、最高評価にあたる「ファイブスター賞」を獲得しています。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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