100万円台から狙えるBMWの人気中古車おすすめ5モデル【2021年最新版】

■BMWの走りを、中古車なら身近な価格で手に入れられる!

日本人になじみの深い輸入車といえば、BMWもそのひとつではないでしょうか。「駆け抜ける歓び」を感じられるスポーティな乗り味は、BMWの大きな魅力の一つです。セダン、コンパクト、SUVに至るまで、各カテゴリーで人気のモデルがあるメーカーとなっています。

憧れのBMWも中古車市場に目を向ければ、100万円台で乗れてしまうモデルが多くあるのです。その中でも5年落ち2016年式以降のおすすめの5モデルを紹介していきます。

●3シリーズ(F30型)320i

3シリーズ
BMWの人気モデル。走りのセダンといえば3シリーズ(画像:BMW)

王道の3シリーズでセダンに乗るのであれば、6代目のF30型がおすすめです。2012年から2019年まで販売されており、2015年にマイナーチェンジが行われているため、2016年式ではMC後のモデルに乗ることができます。

ボディサイズは全長4,624mm×全幅1,800mm(1,811mm)×全高1,416mm(1,429mm)です。パワートレインは318iに1.5L直列3気筒ターボ、320i/328iに2.0L直列4気筒ターボ、335iに3.0L直列6気筒ターボを搭載し、316d/318d/320dはディーゼルモデルとして2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンが搭載されます。

中古車の個体数が多く、おすすめできるのがガソリンエンジンモデルの320iです。BMWの本質を感じられる、乗って楽しい一台です。

●5シリーズ(F10型)523d/523i

5シリーズ
ラージサイズセダンはフラット乗り心地で、ロングドライブが快適です。(画像:BMW)

2009年から2016年まで販売されていた6代目の5シリーズは、車体コンポーネントをF01型の7シリーズと共用しており、ボディサイズが大きくなっています。ゆとりのラージサイズセダンを求める方には、3シリーズよりも5シリーズの方がおすすめです。

ボディサイズは全長4,910mm×全幅1,860m×全高1,475mmで、パワートレインには2.0L直列4気筒ターボエンジンと2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンが搭載されます。組み合わされるトランスミッションは8速ATです。

おすすめモデルは523i/523dです。170万円台から購入でき、3シリーズよりもディーゼルエンジンモデルの個体数が多いので、特に523dは選択肢の幅が広くなります。

●X1(F48型) 18i/18d

X1
SUVでもBMWらしさは健在。キビキビ走るスポーツSUVはX1で決まり(画像:BMW)

2015年に登場した2代目X1。BMWの中では最もコンパクトなSUVです。2代目からFFベースのSUVへ変更されています。

ボディサイズは全長4,455mm×全幅1,820mm×全高1,610mmです。sDrive18iには1.5L直列3気筒ターボエンジンが搭載され6速AT(2017年に7速DCTへ変更)が組み合わされます。駆動方式はFFです。

AWDモデルではxDrive18dがいいでしょう。2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、8速ATと組み合わされます。

中古車価格は170万円台から揃っています。ガソリンエンジンではFFモデルが中心になるので、SUVだから駆動方式はAWDが良いという方は、ディーゼルエンジンの18dを検討車種に加えてみてはいかがでしょうか。

●1シリーズ(F20型)118i

1シリーズ
コンパクトハッチバックでもFRの楽しさを感じられる1シリーズ(画像:BMW)

2011年から2019年まで販売されていた、2代目1シリーズは、コンパクトハッチバックという可愛らしい見た目ですが、その走りにはBMWのテクノロジーが色濃く感じられる一台です。

ボディサイズは全長4,335mm×全幅1,765mm×全高1,425mm(1440mm)となっています。2015年の改良後モデルで登場した118iは、パワートレインに1.5L直列3気筒ターボエンジンを搭載します。ディーゼルモデルの118dもあり、こちらは2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンが搭載されます。双方ともに組み合わされるトランスミッションは8速ATです。

また、このカテゴリーのコンパクトハッチバックとしては珍しく、駆動方式にFRを採用するのが、BMW1シリーズ最大の特徴となります。走行性能の追求のため、フロントアクスルとリアアクスルへの荷重をほぼ50:50にするBMWのこだわりを、1シリーズでもしっかりと感じることができるのです。

なお、2019年に発表された3代目ではFFを採用しており、F20型の1シリーズはFRコンパクトハッチバックを楽しめる最後のモデルとなっています。

おすすめモデルは118i/118dのスポーツ・スタイルです。120万円台から揃っており、選択肢も広く多くの中古車が出ています。

●2シリーズ(F45型) 218dアクティブツアラー

2シリーズアクティブツアラー
ミニバン・SUVのように多様な使い方ができるアクティブツアラー(画像:BMW)

BMW2シリーズにはクーペ、カブリオレ、アクティブツアラー、グランツアラーという4種類のボディタイプがあります。その中でもアクティブツアラーは、ミニバンやSUVのように使える、機能性の高いモデルです。

ボディサイズは全長4,350mm×全幅1800mm×全高1,550mmで、2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンが搭載されます。組み合わされるトランスミッションは8速ATで、駆動方式は前輪駆動(XDriveはAWD)です。

BMWでは珍しいFFベースのクルマであり、室内の広さが他のモデルを圧倒します。ファミリーユース、レジャーユースにピッタリの一台です。

1.5Lガソリンエンジンを搭載した218iもありますが、おすすめはディーゼルエンジンを搭載した218iです。FF/AWDの駆動方式をどちらか選べるモデルになっており、低回転域からの太いトルクを体感できるディーゼルエンジンは、走りも警戒です。価格は120万円台から揃っています。


多くのモデルでBMWの特徴である走りの良さを体感できます。人気モデルの3シリーズや5シリーズでなくとも、BMWを買ってよかったと思えるのでないでしょうか。セダンはもちろん、SUVやコンパクト、ミニバンでも、走りを楽しみたいならBMWも強くおすすめします。

(文:佐々木 亘

この記事の著者

佐々木亘 近影

佐々木亘

大学卒業後、銀行員になるも3年で退職し、大好きだった車の世界へ足を踏み入れました。自動車ディーラー営業マンへ転職し、レクサス・セールスコンサルタントとして自動車販売の現場に7年間従事します。
現在はフリーライターとして独立し、金融業と自動車ディーラーでの経験を活かして活動中です。車にまつわる金融・保険・法規などの、小難しいテーマを噛み砕き、わかりやすい情報へと変換して発信することを心がけています。常にエンドユーザーの目線に立った、役立つ情報を届けていきたいと思います。
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