■輸入SUVの2位は、フォルクスワーゲンTロック。国産SUVはトヨタ・ハリアー!?
国産車・輸入車を問わず、コンパクトモデルからラージサイズまで空前のSUVブームのなか、各自動車メーカー、ブランドは魅力的な新型モデルを続々と登場させています。
いま、輸入車のSUVで最も売れているモデルは、フォルクスワーゲンのコンパクトSUVであるT-Crossです。
日本自動車輸入組合(JAIA)モデル別輸入車新規登録台数に基づく、フォルクスワーゲン グループ ジャパン調べによると、2021年上半期(1月~6月)における登録台数は5193台。輸入車SUVカテゴリーにおいてナンバー1を獲得しています。
また、2020年6月に発売が開始されたクロスオーバーSUV「T-Roc(ティーロック)」も好調で、2021年上半期(1月~6月)の登録台数は3854台で、輸入車SUVでT-クロスに次ぐ2位になり、VW勢が1-2フィニッシュを飾っています。
輸入SUVナンバー1のTクロスは、全長4115×全幅1760×全高1580mmで、取り回しのしやすいサイズでありながら、455L-1281Lというクラスを超えた荷室容量を誇り、使い勝手の高さも評価されているそう。
2020年1月末より販売がスタートし、2020年の年間登録台数は8930台と、輸入車SUVとしてトップの登録台数(VGJ調べ)を記録しています。2021年上半期も1位になり、街中で見かけることも多く、好調なセールスであることも頷けます。
2位となったTロックは、Cセグメント級のSUV。クーペのような流麗なルーフラインを備えたクロスオーバーSUVで、力強いデザインや街中での取り回しの良さ、スポーティな走りなどが高く評価されているそう。
フォルクスワーゲンのSUVでは、2021年5月にマイナーチェンジを受けた「Tiguan(ティグアン)」もあり、この3モデルで多様化するSUVマーケットのニーズに応えていくとしています。
以前お伝えしたように、フォルクスワーゲンのコンパクトSUVでは、Tクロスやポロなどと同じプラットフォームを使う「Taigo(タイゴ)」もありますが、今回のTクロス販売台数ナンバー1獲得の発表によると、少なくても現時点では日本導入はなさそう。
自販連によると、国産車の2021年上半期は4万8271台のトヨタ・ハリアー。なお、同期の登録車販売台数ナンバー1であるトヨタ・ヤリスには、ヤリスクロスも含まれていて、ヤリスクロスも相当売れているはずですが、ヤリスクロスの単体の登録台数は発表されていません。
(塚田 勝弘)