■ロシアで30周年を迎えた三菱自動車
現在の三菱自動車は、SUVと軽自動車、新型EV(軽自動車)などに注力しています。日本では今冬にも新型アウトランダーPHEVが投入され、2022年度初頭には新型軽乗用EVの発売が予告されています。
2021年9月28日、三菱自動車はロシアでパジェロスポーツの2020年モデル、アウトランダーの2021年モデルが「SUVオブ・ザ・イヤー2021」を受賞したと発表しました。
パジェロスポーツはミドルサイズSUV部門で自動車メディアによって選出され、アウトランダーはミドルサイズクロスオーバー部門で一般投票によって選出されています。
さらに、パジェロスポーツはロシアの「カー・オブ・ザ・イヤー2021」において「ベスト・ニュー・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。なお、パジェロスポーツは、一部の国や地域では「モンテロスポーツ」としてリリースされています。
ロシアにおける販売会社MMC Rus(エムエムシー・ルス)の社長兼CEO岩場 理氏は「同社はロシアでの活動開始から今年で30周年を迎え、ロシアの道路や天候に適した理想的なSUVを作ることを目標に、これまで商品を改良し続けてきました。その結果が、審査員やユーザー様からの高い評価と今回の受賞につながったと感じています」とコメントしています。
日本未導入のパジェロスポーツは、三菱が誇った本格オフローダーであるパジェロで培われたオフロード性能と信頼性、耐久性に、快適性や機能性を融合。洗練された力強いスタイリング、上質なインテリアに進化させたミドルサイズSUVです。
一方のアウトランダーは、SUVとしての実用性と機動力、高い環境性能と経済性を兼ね備えたクロスオーバーSUV。日本のみならず、世界各国で高く評価されているそうです。
また、両モデルには、同社が長年培ってきたSUVのノウハウや安心、安全で快適な走りをもたらす四輪制御技術が投入されていて、今回のロシアでの高い評価につながっています。
(塚田 勝弘)