発売日は2022年3月4日。今度の「グランツーリスモ7」が期待できる5つの理由とは?

■昔グランツーリスモに熱くなったお父さんにも!

グランツーリスモ7発売日決定!
2022年3月4日発売!

レースゲー好きには楽しみな情報が発表となりました。9月9日、オンラインで開かれた「PlayStation Showcase2021」というイベントで、発売が待ち望まれてきた「グランツーリスモ7」の発売日が明らかになったのです。Xデーは2022年3月4日。年末という筆者の勝手な予想は外れ、春先のローンチで勝負をかけるようです。

ゲームの内容についてもいろいろな発表がなされたのですが、筆者は今度のグランツーリスモは期待していいと確信しました。ここで、そう考えた5つの理由をお伝えすることにしましょう。

理由その1:歴代GTへのオマージュのようなトレーラー

グランツーリスモ7発売日決定!
このシーンでムネアツになるお父さんも多いはず!

まず公開されたトレーラー(予告動画)が泣けます。歴代グランツーリスモのオープニングムービーを最新技術で再現した構成になっているのです。長くグランツーリスモをプレイしてきた方は胸が熱くなるに違いありません。このトレーラーからだけでも、グランツーリスモ7が過去作品を見つめ直し、グランツーリスモの原点に帰ろうとしているのだということが分かります。
「グランツーリスモ」プロデューサーの山内一典氏自身もPlayStationのブログで、「長年にわたる『グランツーリスモ』ファンの皆さんの期待に応えるシリーズの集大成」と述べています。新しいファンはもちろんですが、一度グランツーリスモから離れていたお父さんプレイヤーも、楽しめる作品となっていることは間違いありません!

理由その2:ホーム画面に地図メタファーが復活

グランツーリスモ7発売日決定!
ホーム画面。建物を移動する感覚でさまざまなゲームメニューにアクセスします

トレーラーから分かるもうひとつのことは、ホーム画面に懐かしいマップ形式が復活したことです。初期のグランツーリスモファンにはおなじみのUI(ユーザー・インターフェース)ですね。近年のグランツーリスモは使いやすさを考えてモダンなUIにチャレンジしてきましたが、現実を模倣した地図という表現手法はやはり安心感があります。筆者のようなおっさんプレイヤーも、迷わずプレイできそうです。

理由その3:懐かしいサーキットが戻ってきた!

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ニュルをイメージしたという山岳コース「トライアルマウンテン」が復活!
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オーバルのような高速バトルが楽しめるハイスピードリンクも

ハイスピードリンクにトライアルマウンテン。グランツーリスモの歴史を語るうえでは欠かせない傑作コースです。「グランツーリスモ7」では、ファンの誰もが走り込んだこのサーキットが走れるのです。しかも4K、HDRという圧倒的なクオリティで! トライアルマウンテンの裏手の山岳区間、誰もがタイム短縮に苦労したんじゃないでしょうか。夜通し走ったあの興奮がまた味わえるというわけですよ!

理由その4:PS5はもちろん、PS4でも楽しめる!

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PS4でも「グランツーリスモ7」はプレイできます!

「『グランツーリスモ7』欲しいけど、PS5がなかなか売ってないしなあ」。そう思っている方もいらっしゃると思います。そんな方に朗報です。「グランツーリスモ7」にはPS4版もあるようです。PS5版との差がどんなものなのかは現時点では分かりませんが、すでにPS4をお持ちの方ならハードの心配抜きにプレイが開始できるので、ハードルはグンと下がりますよね。PS5のゴリゴリのレイトレーシング(光線追跡を行うCGの手法)やSSDによる高速アクセスをひとまずガマンすれば最新のグランツーリスモに触れられるのですから、これはプレイしないわけにはいきません。

理由その5:クルマをいじる楽しみがマシマシ!

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洗車やオイル交換ができる「GTオート」が復活
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マシンチューニングやリバリーエディターもさらに充実して実装されるはず

グランツーリスモSPORTでも、リバリーエディターやマシンセッティングは可能でしたが、グランツーリスモ7ではクルマをいじる楽しさがフルメニューでそろっているようです。その一例が、復活したGTオート。過去作のGTオートで愛車を洗車し、きれいになった姿に思わずほれぼれした人も多いはずです。今回も洗車はもちろん、オイルチェンジやエンジンオーバーホール、さらにはワイドボディ化なんてこともできるそうなので期待できますね。カスタムが完成したらScapes(スケープス)という機能で、愛車を撮影しましょう。世界中の映えるスポットに愛車を置いて、本当にそこへ出かけたかのような写真が撮れますよ!

いかがだったでしょうか。2020年の6月、「グランツーリスモ7」に関する初めてのトレーラーが公開されたとき、そこには「GRAN TURISMO IS BACK」というフレーズが踊っていました。今回公開された情報から、筆者は確かに「グランツーリスモが帰ってきた!」と実感しました。発売まであと半年。首を長ーくして待ちましょう!

(文:角田伸幸)

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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