フロントマスクは国内専用!クロスシリーズ第2弾「カローラ クロス」は199.9万円から

■9月14日(予想)の正式発表が目前に

世界で累計販売台数5,000万台を突破したトヨタ自動車の「カローラ」シリーズ。

現行カローラシリーズ

1966年の初代モデル誕生から現在まで55年間に渡り、「より広いスペース」「快適さ」「パフォーマンス」を追求し続けてきた世界で最も売れているクルマの一つであり、現在では世界のベンチマーク対象になっています。

初代カローラ

高度な技術、スポーティなスタイル、トップレベルの快適性に加え、自動緊急ブレーキを備えた“トヨタ セーフティ センス2.0”を標準搭載。

12代目となる現行カローラには、セダンやハッチバック、ワゴンなどのバリエーションが存在しますが、まもなく国内市場向けにSUV版となる「カローラ クロス」が加わろうとしています。

カローラクロスのリヤビュー(海外仕様)

RAV4とC-HRの中間に位置付けられる新型車で、昨夏にアジア市場に先行投入され、本年7月には米国でもシカゴオートショー2021に出展されました。

トヨタ自動車は、8月13日付けで配信を開始した「カローラの進化の軌跡」を紹介するCMの最後に、国内向け「カローラ クロス」のサイドビューとみられるティザー画像を一瞬だけチラッと公開。

●搬送スタートで目撃情報増加。ついに国内仕様のデザインが判明!

カローラクロスの国内仕様(筆者予想図)

国内発表の時期については当初10月頃とみられていましたが、最新情報では9月14日(火)の発表が予想されており、同車が搬送される様子からフロント廻りが国内専用に改められていることが判明しています(左画像は目撃情報を元に、筆者がビジュアル化した予想図)。

アッパーとロアーにセパレートされたラジエターグリル、中央にはトヨタマークに代わり、カローラのシンボルマークが設定されており、ヘッドランプについても国内専用意匠となっています。

カローラクロス(海外仕様)とRAV4(下)のサイドビュー比較

サイドビューについては海外仕様のフロントノーズが直立しているのに対して前傾しているため、スポーティ感が増しており、フェンダーから後方のフォルムがRAV4に非常によく似ているのも大きな特徴と言えるでしょう。

一方、リヤ廻りについては大きな意匠差は無く、テールランプ内の機能配置違い程度に留められているようです。

カローラクロスのリヤビュー(海外仕様)

仕様としては、全長が4,490mm、全幅が1,825mmとワイドで、全高が1,620mm。ホイールベースは2,640mm。全グレードに電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドを標準装備。

パワートレインは1.8Lガソリン(FFのみ)と1.8Lハイブリッド(FF/E-four)の2種類で、WLTCモード燃費は1.8Lガソリンが14.6km/L、HV(FF)が26.2km/L、同E-fourが24.2km/L。

車両本体価格はガソリンモデルが199.9~264万円、ハイブリッドモデルが259~299万円(E-fourは20.9万円高)。すでに商談が始まっており、現時点の予想納期は12月、正式発表後の場合は来年2022年になる模様。

これまで約1年以上に渡ってお伝えして来た「カローラ クロス」情報ですが、ようやく国内仕様の外観が明らかになったこともあり、間近に迫った正式発表が大いに待たれます。

Avanti Yasunori

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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