「NISMO」モードを擁する新型ノート・オーラ・ニスモは、鋭い加減速を堪能できる大人のスポーツコンパクト!

■ベースの「オーラ」のSPORTモードをデフォルトにする「NISMO」仕様の本気度

以前お伝えしたように日産ノートに最上級仕様である「オーラ」が追加され、2021年8月17日から販売が開始されています。さらに、日産は同日、「ノート・オーラNISMO(ニスモ)」を今秋に発売する、と発表しました。

ノート・オーラ・ニスモは、その名のとおりニスモが磨き上げたスポーティなモデル。「より速く、気持ちよく、安心して走れるクルマ」が追求されています。

ノートオーラニスモ
今秋に発売される予定の新型「ノート・オーラ・ニスモ」

先代のノート・ニスモは、モデルライフを通じて平均7%のシェアを確保し、e-POWERニスモのリリース後は、最大10%以上の比率を占めています。先代ノート・ニスモのユーザーは、走りとエクステリアデザインの良さを最も重視、評価してきたそう。

新型ノート・オーラ・ニスモは、ノートの上級仕様であるオーラがベースですので、上質感をベースから備えていて、さらにニスモによる情熱が注ぎ込まれています。

ノートオーラニスモ
新型「ノート・オーラ・ニスモ」のリヤビュー

ロードカーのノート・オーラ・ニスモでサーキット走行を楽しむ人は少ないかもしれませんが、評価コースでラップタイムを磨き上げ、速さを身につけた本格派に仕上げられています。

最高出力はベースのオーラと同じ100kW(136PS)/300Nm。先代のノートe-POWERニスモと比べると、出力は25%アップ(80kWから100kW)、トルクは18%(254Nmから300Nm)に増強。新型ノート・オーラ・ニスモは、基準車と同じ100kW/300Nmではあるものの、感性領域に訴える加速性能を実現し、アクセル中間開度域の加速性能は、基準車のオーラ、先代ノートe-POWERニスモを上回っています。

ノートオーラニスモ
100kW/300Nmのスペックは、ベースの「オーラ」と同じだが、数値上に現れないセッティングが施されている

また、新型ノート・オーラ・ニスモの走行モードは、「NORMAL」、デフォルトの「ECO」、そして「NISMO」が用意されています。

デフォルトの「ECO」は、基準車のオーラの「SPORT」モードと同じ。回生ブレーキで減速度が強く出るモードになります。「NORMAL」は、日常使いで力強く、ガソリンエンジンモデルのイメージに近い走りになっているそう。

ノートオーラニスモ
走行モード(D-MODE)の切り替えスイッチ

そして、目玉の「NISMO」モードは、加速力を最大限引き出すのをはじめ、適度な減速力により、山道などで加減速、コーナリングを楽しめる仕様になっています。

実際にテストコースで走らせると、デフォルトの「ECO」でも基準車では「SPORT」モードになるわけで、出だしからスムーズで十分な加速フィールが得られます。コーナー手前での減速時でもアクセルを緩めれば欲しい減速感を実感できます。

「NORMAL」モードにすると、加速レスポンスが高まり、さらにパワフルな走りを堪能できます。高速道路などでは「NORMAL」でも十分でしょう。減速力が小さくなるため、少し空走感があり、ガソリンエンジンモデルのCVTやATなどに慣れている人も馴染みやすいモードかもしれません。

ノートオーラニスモ
走行モードの切り替えは、メーターディスプレイに表示される

そして「NISMO」モードは、アクセルペダルのツキがさらによくなり、中間加速だけでなく、出だしから鋭いダッシュを実感できます。減速力も「ECO」モードと体感上はあまり変わらない印象で、鋭い加速と減速を瞬時に引き出せます。ワインディングやサーキット、首都高などの都市高速でも意のままの走りを味わえるはず。一方で、街中だと少し「せわしない」加減速に感じるかもしれません。

設定される3つのモードは、こうした走行モードの中でも明確に違いが感じられます。センターコンソールにあるスイッチは、操作しやすい位置にあるものの、ステアリングスイッチとして設定されればモードの切替をより積極的に楽しめるかもしれません。または、回生レベルをコントロールできるパドルシフトがあるとより減速フィールの切り替えを楽しめそう。

それでもこの3モードを設定する「ノート・オーラNISMO」は、上記のように多様なシーンで力強い加速を楽しめます。価格は、286万9900円です。

(文:塚田 勝弘/写真:井上 誠)