APOLLO 
■世界限定40台、8.0リットルW型16気筒ガソリンエンジン＋クワッドターボで、最高出力1,850ps
ブガッティは2020年10月、究極の内燃機関ハイパーカー「ボリード」を発表しましたが、数年以内にトラック専用モデルとして限定発売されることが確定しました。
「火球」を意味するボリードは、当初デジタルコンセプトカーと思われました。
しかしその後カモフラージュされたプロトタイプが目撃され、完全に機能する開発車両が存在することがわかっていました。
ボリードの市販型では、ストリートリーガル車両や特定のレーシングシリーズに関する規制が必要ないため、コンセプトカーの極端な形状、トラックに焦点を合わせたセットアップ、未来的エアロコンポーネントを保持できます。
トラック専用マシンとして40台生産、500万ユーロ（約6億5000万円）の値がつけられるといいます。
パワートレインは、8.0リットルW型16気筒ガソリンエンジン＋クワッドターボで、最高出力1,850ps・最大トルク1,850Nmを発揮します。これはシロンベースのロードゴーイングカーよりはるかに優れている数値です。
またカーボンファイバーとチタン合金を多用したボディは、わずか1,240kgという軽量で圧倒的パフォーマンスを発揮します。
具体的には、ボリードが5分23.1秒でニュルブルクリンクを周回する可能性があるとブガッティは主張しており、これはポルシェ「919ハイブリッド EVO レースカー」の5分19.546秒に迫りますが、ボリードはニュルで実際に走行しておらず、あくまでシュミレーションに基づいて数値を計算しています。
ボリード市販型では、アストンマーティン「ヴァルキリー AMRプロ」、ランボルギーニ「エッセンツァSCV12」、メルセデス「AMG ONE」などを圧倒、恐らくこれまで販売された中で最速のトラック専用ハイパーカーになると予想されます。
